大阪大学歯学博士
日本矯正歯科学会認定医、指導医、臨床指導医(旧専門医)
日本矯正歯科学会、日本臨床矯正歯科医会、日本顎関節学会、日本顎変形症学会、日本口蓋裂学会、American Association of Orthodontists, World Federation of Orthodontists, Internatoinal Dental Research会員他
経 歴
昭和55年大阪大学歯学部卒業、弓倉賞受賞
同年:大阪大学歯学部矯正学講座入局
平成元年7月:大阪大学歯学博士取得
平成2年4月:大阪府池田市石橋エクセルビル3Fにてイノウエ矯正歯科開業
令和4年2月:現在地に移転
Q: 裕子先生ってどんな人?
A: 一口に言うと大阪のおしゃべりおばちゃんです!
もう少し?詳しくおしゃべりさせていただきますと
(誰もこんな長いおしゃべり読まへんでーーー
そんなん言わんと読んでーやー!!!)
矯正歯科医としての背景は?
経歴にもあるように、私の矯正学の基本は大阪大学歯学部矯正学講座にあります。大学での10年間、臨床、教育、研究に従事していました。当時の作田守教授をはじめ、講座の先生方にご指導いただき、たいへんお世話になりました。その間研究面では、京都大学工学部の堤定美教授に、矯正治療における力学の基本、科学に対する考え方の基本、研究の楽しさを教えていただきました。また、アメリカのバーストン教授の矯正力に関する論文にも大きな影響を受け、ご指導もいただきました。
開業後は、講習会に出かけることで今まで知らなかった世界が広がるのがうれしくて、講演者からはもちろん参加されている先生からもいろいろ学んできました。矯正治療の面では、アレキサンダー先生には、どれひとつとして安易な症例は無いこと、患者の協力を得ることの大切さを学びました。キム先生には、MEAWテクニックを学び、ロス先生からは顎のずれをチェックしておくことの重要性、グジノ先生からは、鼻呼吸障害などの発育を妨げる要因を早期に取り除くことの重要性、ローヒット先生からは、それぞれの歯を移動する際の力学的考え方のエッセンスなどを学びました。また、顎関節治療に関しては、サンディ先生から多くを学びました。サンディ先生は毎日の診療を効率的に行うという面でも優れた先生で、アメリカのオフィスに何度も見学に行かせていただき、今のイノウエ矯正歯科を改善してきました。他に、歯周病に関してはThe Japan Institute for Advanced Dental Studiesの小野先生に、矯正治療の前後における歯周病の管理の大切さを教えていただきました。さらに、ズィークフーズご夫妻の先生には、舌や口唇の悪習癖がいかに歯列に悪い影響与えるかを気づかせていただき、口腔周囲筋トレーニングを学びました。
この他にも、数多くの先生方のご指導のお陰で、現在の私が存在します。これらを総括し、患者さんの声にも耳を傾け、適切な判断で、患者さんに最も適した治療法が選択できるようにと毎日心がけています。
矯正歯科は本当に奥が深く、もっともっと解明されなければいけない部分がたくさんあります。また、子供達の取り巻く環境が複雑になるにつれ、心理学やカウンセリングの勉強もしたいと思っています。これからも成長を続けられるよう頑張っていきたいと思っていますので宜しくお願いします。
小さい頃は?
*いつも転校生でした。
転勤族の家庭に育ち、幼稚園2つ、小学校4つ、中学校3つ、高校2つ、大学1つ、合計12がちょっとした自慢です。 転勤の多いご家族では、ご両親は子供さんをかわいそうに思い、お子さんは心細くなりがちですが、私のように順応性の高い人間ができあがったのは転勤のおかげと思えば、転勤も楽しくなりますよ。がんばってください。
インドネシアやフィリピンからの留学生のグループに混じれば、すっかり一体化してしまうと言われます(色黒のせいもありますが、、、)。上海の街で、ニューヨークの五番街で地元の人に道を聞かれて自分でびっくりしてしまったり、韓国の通関で”アニョアセヨ”と挨拶すると韓国語で質問を返されたりします。
転校が決まったお友達!がんばって!今は辛いかもしれないけど、絶対に大丈夫!大きくなったら転校もまんざらでもなかったってきっと思えるから!応援してるからね!
*小学5年生の時に矯正治療を受けました。
4本の歯を抜いて、出っ歯とガタガタを治しました。歯を抜くのがいやだったこと、治療の後は痛くて食事ができなかったこと、いっぱいつらい思い出もありますが、やはり、矯正治療に連れて行ってくれた親とちゃんと人並みの歯並びにして下さった先生に感謝しています。私が矯正医になった大きな理由です。イノウエ矯正歯科からも、歯学部に入学した患者さん、衛生士になった患者さんがたくさんいます。とてもうれしいことだと思っています。
*42歳の時、矯正装置をつけてみました。(院長体験談はこちら)
家族は?
ダンナちゃんと、昭和60年1月生まれの男の子と、昭和62年4月生まれの女の子との4人家族です。バリバリの反抗期だった我が子からいろんなことを教えられました。そのおかげで、子供さんとご両親との家での関係が理解できるようになったり、子供さんの気持ちがよりわかるようになったような気がします。矯正医としての私を一回り大きくしてくれた子供達に感謝しています。
趣味は?
*テニスが大好きです。
リハビリテニス、肩こり予防テニスと称して、時間があればテニスコートにでかけます。テニスのお友達とのおしゃべりも、テニスと同じぐらい大好きです。ボールを気持ちよく打っている時はいいのですが、決まった枠の中にボールを入れろと言われるととたんにだめになり、試合をするとすぐに負けます。なんとかせねば!
*未知との遭遇が大好きです。
異文化体験が大好きです。その国の人達の中に溶け込むのが得意です。タイ料理を作るのも好きです。違う職業の人、その道のエキスパートの方のお話を聞くのも大好きです。