小児期からの矯正治療(小児矯正)

小児期からの矯正治療
(小児矯正)

子どもの矯正治療は一期治療とも呼ばれ、乳歯と永久歯が混在する歯並びの時期(混合歯列期)に行う治療です。この時期の治療の目的は、永久歯が並ぶ土台となるあごの骨の成長をコントロールすることと、永久歯へのスムーズな交換を促すことです。

永久歯が生えそろったら、二期治療(本格矯正治療)に移行します。

二期治療が不要となる場合もあります。
治療期間が無駄に長くならないよう、また、すぐに対応しなければならない場合と様子を見た方が良い場合の“見極め”を心がけています。

早めにご相談いただくことで、適切な開始時期に、適切な治療計画を立てやすくなります。

STEP
初診相談

口腔内診査、口腔内写真撮影を行い、問題点と治療の概略をご説明します。

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開始時精密検査

レントゲン、歯型、顔面・口腔内写真撮影、顎のずれのチェック、口腔周囲筋検査を行います

STEP
診断

検査の分析結果、具体的な治療方針や治療期間をご説明します。

STEP
口腔衛生指導(歯磨き教室)

集団指導による簡単な理論と歯科衛生士の個人指導による実技を学んで、う蝕と歯周病のリスクを下げていきます。

STEP
治療開始

お口の状態だけでなくお子様の性格や生活環境に考慮し、使用する装置の選択を行います。

積極的に歯を動かす期間は半年~1年程度、月1回の通院で通院回数は6~12回程度です。(装置装着のために、歯と歯の間に隙間をあけるゴムの装着や、移動量の確認のために、1週間間隔で来院いただくこともあります。費用は発生しません。)

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観察期間

永久歯への生え変わりや顎の成長のバランス、むし歯や歯磨きの状態をチェックする期間です。
3~6か月に1回の通院です。

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第二期治療開始前精密検査

思春期成長が落ち着いた頃、開始時精密検査とほぼ同様のレントゲン、歯型、写真撮影、口腔周囲筋検査を行います。

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第二期治療開始前診断

一期治療の振り返りと二期診断の必要性や治療の希望の有無の確認を行います。二期治療を希望されない場合も、高校卒業の頃までは経過観察を続けます。

矯正歯科治療は公的健康保険の対象外の自由(自費)診療となります。

初診相談料
(検査代をお支払いの際に、返金します)

2,200円(税込)


開始時精密検査料

66,000円~71,500円(税込)


診断料

6,600円〜11,000円(税込)


矯正治療基本料(二期治療費を含む)

770,000円〜935,000円(税込)

内、一期治療費として
※1.治療計画によりバランスが変わります。
※2.二期治療が不要になった場合には、一期治療費のみとなります。

220,000円〜550,000円(税込)


調節管理料(およそ月に一度)
(歯科衛生士による毎回のクリニーング代を含む)
積極的に歯を動かす期間は半年~1年程度
月1回の通院で通院回数は6~12回程度です。

3,300円〜6,600円(税込)


観察管理料(およそ3.4ヶ月に一度)
(歯科衛生士による毎回のクリニーング代を含む)

3,300円(税込)


第二期治療開始前精密検査料

6,600円(税込)


第二期治療開始前診断料

3,300円(税込)


かみ合わせや歯並びを改善することにより、食事や発音などの日常的な機能が改善されるので、発育や運動機能の向上にもつながります

歯並びが改善されると、子どもたちはより自信を持つようになります。歯並びの改善は外見だけでなく、自己イメージや社会的関係にもプラスの影響を与えることがあります。

歯並びが良くなると、歯磨きがしやすくなります。これにより、むし歯や歯周病などのリスクが減少します。

子どもの歯並びや咬合の問題を早めに治療することで、将来的な歯科的な問題や顎関節の問題を予防することができます。早期に対処することで、治療がより効果的で短期間で完了する可能性が高まり、二期治療が不要となる場合もあります。

引用:日本矯正歯科学会

  • 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2 週間で慣れてきます。 
  • 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。 
  • 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくく なるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。 
  • 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。 
  • 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
  • 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
  • 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
  • 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
  • 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります
  • 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)や むし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
  • 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せ の「後戻り」が生じる可能性があります。
  • あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
  • 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

リスクについてご心配な方は、初診相談の際にご気軽にご質問ください。

詳しくご説明させていただきます。

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