”虫歯を削って詰めてもらったから大丈夫!”と思っていらっしゃいませんか?
「でも、他の歯がまた虫歯になってしまったんです。」「詰めた金属の横から虫歯が大きくなってきたんです。」という経験をされた方はおられませんか?
どうしてなのでしょう?ちょっと考えてみて下さい!
「虫歯が出来たお口の中の環境」をそのままにしておけば、また次の虫歯が出来るのも当たり前ではないでしょうか?隣の歯が虫歯になりかかっていても不思議はないと思いませんか?
歯磨きをしなさい!甘い物は食べるな!というのは知っているけれど・・・「ただ~しなさい」「~してはいけません」ではダメダメ。大人も子供もいやになってしまいます。
問題の原因を考えて対策をたてることが大切です。
虫歯予防の科学的な知識が少しわかれば、どうすればいいかが自分でわかるはず。
カリオロジー(虫歯予防学)(=北欧の最新の虫歯予防に対する考え方)が日本にも普及しつつあります。
お母さんや小さいお子さんにも最近の虫歯予防の考え方がわかっていただけるよう「どうしてむしばになるの?」という絵本を出版しました。虫歯予防のなぜ?が理解できると歯磨きは思っていたより楽しいかも・・・
絵本の挿絵といっしょにちょっとだけ勉強してみましょう!
4つの因子がどのように虫歯に関係しているのだろう?
歯垢(プラーク) =虫歯菌のおうち |
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赤く染めてみると |
虫歯菌は何をしているか?
糖を代謝して酸を産生しています
では、酸は何をしているの????
“酸”は歯から カルシウムを奪って 歯を溶かす =“脱灰” |
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“つば”はカルシウムを 歯に戻してくれる =“再石灰化” |
脱灰と再石灰化は繰り返されています
一日の歯垢のPHの変化
脱灰の時間を減らしてあげましょう。
寝ている間は、つばが少なくなるので、脱灰の時間が長くなります。
甘いお菓子を食べた後もすぐに歯磨きするといいですね。キシリトールガムの併用もいいでしょう。
だらだら食べにも注意しなければいけません。
チョコレート3粒を同時に食べた時と、
30分おきに食べた時の差がわかりますね
どこをどう磨くの?
くわしくは歯科医院で先生または歯科衛生士に教えてもらって下さい。
イノウエ矯正歯科では月に一度歯磨き教室を開いています。
ここでご説明したような内容を、コンピュータ画面で、実例をお示ししながら、もっと詳しくご説明しています。お話会に参加されるだけであれば無料です。小さい子供さん達には、衛生士が絵本の読み聞かせをしています。子供さんへの動機付けが難しいとお考えの方は、是非一度ご参加下さい。
衛生士の個人指導をご希望の場合は有料となります。磨いているつもりなのに虫歯ができるという方に、おすすめします。
フッ素塗布、予防充填も行いますので、ご相談下さい。
お問い合わせは、hanarabi@inouekyousei.or.jpまで