悪い歯並びは、むし歯や歯槽膿漏の原因になるばかりでなく、発音に影響を及ぼすこともあります。 また、食物をかむ際には、それぞれの歯にそれぞれの役割がかせられています。 しかし、悪い歯並びでは、その役割を充分に果たすことができずに、顎関節や一部の歯だけに負担がかかっていることがあります。成長期の子供さんでは、顔のゆがみを引き起こす場合もあります。さらに。歯並びが気になって、笑顔に自身が持てないことがあるかもしれません。
矯正治療は必要ですか?放置するとどうなりますか?
1:虫歯になりやすくなります。
歯のガタガタの部分を並べなおしていくと必ずと言っていいほど隠れていた虫歯が見えてきます。
2:歯周病(歯槽膿漏)になりやすくなります
歯の重なっている部分では歯と歯の間の骨の量が少ないので、血液供給も少なく歯周病の菌に対する抵抗性が弱くなります。歯ブラシが当たりにくいので歯石がつきやすく、また器具が入りにくいので、歯石を取りにくいのです。
異常な方向から咬む力が歯にかかることにより、歯周病が悪化しやすくなります。
3:顎関節症(顎が痛い、口が開きにくいなどの症状)になる可能性が高くなります
顎の正しい動きが妨げられることにより、顎に負担がかかり、問題が生じてくることがあります。
4:小さいときには少しの歯ならびのずれだけの問題が成長と伴に大きな問題へと発展します。特に、思春期成長期(身長がぐんと伸びる時期)には、出っ歯、受け口、顔や顎の歪みなどが、急激に悪化します
5:発音障害をおこしやすくなります
6:外傷を受けやすくなります(特に出っ歯の人)
7:スマイルに自信が持ちにくいと思われます
矯正治療は体と心の健康を守る医療です。
保険が適用されない為、誤解を受けやすいのですが、美容整形とは異なります。