Archive for 9月, 2008
歯磨きは、床掃除と似ています
部屋の床の真ん中に、汚れがある時皆さんはどうしますか??
すぐ目につくので、汚した時にすぐ掃除しませんか
でも、それがカーテンの下で見えにくかったり
ソファーの陰になっている所ならどうでしょう
お口の中も同じです
前歯にのりがついてたら、すぐ磨きたいですよね
気がつきさえすれば、それを取るのは難しいことではありません
でも、奥歯の溝は・・・装置の周りは・・・
見えにくかったり、陰に隠れてたり
そんなところこそが、虫歯になりやすい場所でもあるのです
ならば、虫歯になりやすい場所をしっかり磨く
と言うのが、効果的なは磨きなってきます
詳しくは次回・・・ SSS
「虫歯菌がいっぱいの人が虫歯だらけとは限らない」
と、前回書きました
どういう事でしょうか??
もちろん虫歯菌の多い人は、虫歯になりやすいです
でも、虫歯菌以外の要素もたくさんあります。
歯の質(歯の強さ)なんかもその一つです
私の友人(男性)に
「小学校で歯の健康優良児で表彰されたけど、
オレは1日1回しか磨いてへんで
歯医者もほとんど行ったことがない」
と言った人がいました
もともと虫歯菌の数が少なかったのかも知れませんが、
多分彼は、歯の質が丈夫だったのでしょう
虫歯菌の攻撃に耐えるだけの歯を持っていた、
ラッキーな人と言うことです。
歯の強さにはかなり個人差があります。
同じ歯でも、乳歯や萌えてきたての永久歯は
歯の質が弱めのことがあります
それを補うのが、フッ素です
池田市では7歳まで、フッ素塗布が受けられるサービスが
あります(条件は池田市へ)
今では、家庭で使えるフッ素の入った歯磨き剤や
うがい薬・ジェルなんかもあります
イノウエ矯正歯科でも、歯の質の弱い方、また
虫歯のリスクの高い方には、フッ素をお勧めしています
続きは次回・・・ SSS
みなさん イ尓好ニーハオ
前回、告知させていただきましたように、
めでたくミッちゃん先生の矯正装置が先日はずれました
なので今日はこの講座の最終回となります
そこで、はずれた感想をミッちゃん先生に中国語にしてもらいました
能取下矫矯正装置非常高○兴。
我感謝谢。
到现現在謝謝谢谢。
漢字だけでもすこ~しだけ何を意味しているか、わかるような気がしませんか?
(○は日本語にはありませんでした。また、矯・謝・現も正確には少し字体が異なります。)
矯正装置がはずれてとても嬉しいです。
私は感謝しています。
今までありがとうございました。
と、言ってくれました
装置がはずれるまでの間、という約束から始まったこの講座。
5ヶ月間で7回にわたって教わったわけですが、
アッという間に最終回を迎えてしまいました
矯正装置がついている間はとてつもなく長く感じられると思いますが、
皆さん着実に良い歯並びへと進んでいます
ほんの少しでも楽しんで治療を受けていただけるように、
私たち衛生士も一緒に頑張っていきますね
診療室内での患者さんとのできごとなどを、また、ブログに載せられると
良いなと思っています。
何かあればドンドン教えてくださいね
最後に、教科書片手にいつも丁寧に教えてくれたミッちゃん
谢谢謝謝。そして 恭喜恭喜。
目で見て分かる唾液検査で
一番インパクトの強いのは、虫歯菌の数だと思います
プラーク(歯垢)の中とワックスを噛んでもらった後の
舌の上から採取する(SM菌)・唾液中の(LB菌)をそれぞれ培養します
(SM菌:白い板 LB菌:黒い板)
SM・LB菌ともに規定量の検出無し
SM・LB菌ともに多く検出
SM菌のみ多く検出
LB菌のみ多く検出
SM菌はミュータンス菌で主な虫歯の原因菌です
LB菌はラクトバチラス菌で虫歯後期に大きく関与しています
これらの菌の検出が多いほど、虫歯になりやすい環境と
いえるでしょう
しかし、虫歯の原因はこれだけではありません。
虫歯菌が多く人がみんな虫歯だらけではありません
続きは次回・・・ sss
で見たこと以外の事がわかるなんて
すごいことだと思いませんか
考えられる例です女
M君8歳
小さい頃から、かかりつけの歯科医院に通っておられました
フッ素塗布も、継続して受けておられました。
歯磨きも、1日3回(給食後もみんなで磨いているとのことでした)
朝晩は、お母様が仕上げ磨きをしてくださっています
お口の中は、虫歯もなく、また虫歯治療の経験もありません
奥歯は少し溝が複雑で、シーラント(予防充填)をしました。
この時点では、大きな問題はなく、虫歯のリスクも高いようには
思えません。
ところが・・・
唾液検査をしてみると虫歯菌が多く検出され、唾液量・緩衝能ともに悪い値
そんな方は、成長とともに、虫歯が
というのも少なくありません
小さい時は、お母様の仕上げ磨きも、給食後の歯磨きもバッチ
でした。しかし、大きくなるにつれ、給食後の歯磨きはなくなり、
仕上げ磨きもさせてくれません
また、忙しく、継続して通っていた歯科医院にも、通えなくなり、
間食が増え、ジュース・スポーツ飲料水を頻繁に飲むようになっています。
中学生くらいになると、よくある環境だと思います
実はもともと虫歯のリスクが高い人でも、環境によってそれが
カムフラージュされてしまう事があります閭
お口を見ただけでは、その差が分からないことがあります
ほとんどの方は、お口の様子と、虫歯のリスクが一致していますが、
1,2%一致しない方がいらっしゃいます
隠れたリスクを見逃さないためにも、唾液検査を行っているのです
続きは、次回・・・sss
イノウエ矯正歯科で取り組んでいる虫歯予防について
シリーズにしてみようと思います。
1回目の今日は、唾液テストです
矯正治療に入る前に、皆さん精密検査を受けていただいています
その中に、虫歯のなりやすさを調べる「唾液検査」があります
五年前から導入したこのテストでは、
2種類の虫歯菌の数・唾液の量・唾液の緩衝能・が分かります
実はこのテストを導入する際、院長・スタッフでかなりの議論がありました
検査にかかる時間や、培養するための装置などの問題、
患者さんへの説明方法・・・
様々な意見が出ましたが、導入の決め手は、
患者さんのお口の中を見ているだけでは分からないことが、
目で見て分かると言うことでした
具体的なお話は、次回に・・・拏 SSS
昨日、息子をお願いしている保育園で、「歯と食の元気アップ」と言う題で、
講演会がありました。
木曜日でお休みだったので(無料というのも魅力で)
参加してきました
歯科衛生士さんと栄養士さんがお話をされました
皆さん2歳位までのお子さん連れで、一人は私だけでした
お話は、1.6歳児や3歳児検診でお話される内容と変わりはなかったように思いますが、
その後、グループに別れて、質問できるようになっていました
個々の悩みや疑問に笑顔で丁寧に答えておられた、
衛生士さん・栄養士さんは、すばらしかったです
一人一人の小さな悩みに寄り添ってると感じました
たいしたことでないから、聞きにくい
でも心配ってことありますよね
専門家の大丈夫よの一言があれば、安心できる
私も感じていたはずの気持ちを、子供が大きくなると
すぐ忘れてしまって
ちょっと違った角度から、衛生士の仕事を見て勉強になりました sss