イノウエ矯正歯科は昨日27日で仕事納め、夜は恒例の忘年会でした
毎年、我が家でわいわいやります
スタッフ全員と家族、総勢16人で、お鍋をつっつきました。
今年はたまたま私の誕生日と重なったので、スタッフからの花束とダンナちゃんからのお誕生日ケーキを前に、バースデーソングを歌ってもらって、すでにワインでいい気分になっていた私は、もう、涙ウルウル。。。。。
うれしすぎて、ワイングラスをひとつ割りました
素敵なスタッフと家族に恵まれて、本当にありがたいことです
来年もよろしくお願いします
稜
タグ: 矯正
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至福のとき
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”どうしてむしばになるの”は再石灰化を伝える絵本のパイオニア
昨日、久しぶりに私の絵本”どうしてむしばになるの”の編集にご苦労下さった岩崎書店の島岡さんとメール交換する機会がありました。
こだわりの強い私は、何度も何度も修正をお願いして、本当にご苦労をかけたことと、そのおかげで、8刷まで増刷できたことのお礼をお伝えしたのですが、その返信メールに、
”今でこそ、虫歯の再石灰化ということは、あちこちで言われているけれども、絵本を出版した2000年にすでに、そのことを表現できていたということに、誇りを感じる
”
というメッセージがありました。
うれしくて、涙が出そうになりました。
早くお母さん方に再石灰化の話を伝えたい。という思いが叶った絵本でした。
イノウエ矯正歯科の小さな患者さんは、みんな私の絵本を読んで虫歯のない子に育ってくれています。
10刷まで届きますように!応援よろしくお願いします。
編集の島岡さん、絵を描いてくださった夏目先生、付属池田小学校の絵本サークルでご指導いただいた金尾先生、いろいろとお世話くださったお母さん方に、あらためてお礼申し上げたいと思います。
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名医はどこに?
昨日、親戚の葬儀で会ったおばが本当にうれしそうに、
”今度、足の手術をしてもらうことにしてん。名医2000人という本に載ってる先生やねん。よかったわぁ。。”
私は主人と二人で顔を見合わせて、”。。。。。。。”
こんなにうれしそうに話すおばに何も言えない。
でも、ここで私たちの心配をお話しておきたい。
名医は誰が選んだの?
人が人をそう簡単に審査できるものではない。
私が日本矯正学会の認定委員を5年間務めていたとき、つくづく感じた。
患者さんが選んだの?
確かに、患者さんの口コミは大切だけど、患者さんは素人だから、表面的な応対とか、雰囲気とか、そういうものに大きく左右されるかもしれない。
患者接遇のコンサルタント会社がついているところは、評価が高くなるだろう。
それが本当に名医?
一番こわいのは、後ろで、広告のお金が動いている場合もあるということだ。
ある医療ジャーナリストは、それが常識という。
実際のところ、私が歯科の分野で尊敬する開業医、私ならこの先生に、と思う先生は、そういう本には載っていない。
どうかおばの選んだ先生が本当の名医であることを願うばかりだ。
そして、そのような本に患者さんが翻弄されることのない社会になってほしいと思う。 -
体育会系文学部歯学矯正科?
第4回の青空塾が近づいてきました
www.aozora-nakanuki.com
私たち仲間歷人は、それぞれの得意分野を持っていて、塾長は私たちのことを青空シックスと呼んでいます。
私は仲間から、体育会系文学部歯学矯正科と言われています。
理由は、もう一人の元ラグビー部の先生と二人で、いつも走り回って、塾運営の困難と体力で戦っているということと(それはもう、いろいろとくじけそうになるときは、声の掛け合いなのです。)、案内文を作成したり、雑誌社へレポートを提出したり、司会をしたり、文系領域を一手に引き受けていることの2点からなのです。
理系なのに、文系が強いのは結構いいもんだ。って最近思うようになりました。そして、バスケット部とテニス部で鍛えた体力、気力、チームワーク力も役に立っています。
今、子どもたちへの教育内容が検討されているようですが、数学の難問が解けることよりも、私は、自分のそんな力に感謝しています。
患者さんから、”説明がわかりやすい。”って言われるのが、うれしいです(負け惜しみって言われるかな
)
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子どもの矯正治療の3つのポイント
明日、東京から歯科の雑誌社の方がインタビューに来られます
。
待合室用の雑誌に、子どもの矯正治療についての特集記事を企画されたそうです
。
事前にいろんな質問が寄せられました。
答えを準備しなくては、、といろいろと考えていましたら、子どもの矯正治療に不可欠な3つのポイントが見えてきました。
適切な装置の選択・・・同じように見える症例でも、骨格の形態などで選択を変えます。より多くの選択肢の中から、その症例に合ったものを選び出すことができる能力が必要。
原因となっている悪習癖の除去・・・舌や口唇の癖が、不正咬合の原因の大きな部分を占めている場合も多いので、原因への対策が重要。
子どものやる気を引き出す・・・学校の勉強やピアノのおけいこ、テニス
のレッスンと同じ。算数でも、先生が変わると好きになったりきらいになったり、、、すばらしいピアニストやテニスプレーヤーが、教え上手とは限らない。。。
と
は、開業したころの私には、見えていなかった部分ですが、多くの子どもたちを診てきた今、とても重要であることを痛感しています。
”うちの子がダメだから。。。”って、お母さんが子どもさんを責めないでいいように、3つのポイントを押さえていくことが大切だと思っています。
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標榜の自由
前回のブログに海堂先生のことを書かせていただきましたが、私には、海堂先生のような文才はないので、ブログに書いちゃいます
。
私が厚生労働省にお願いしたいことのひとつは、”標榜の自由ではなくて、患者さんがどの病院にいけばいいのか、わかりやすい方法にしてあげてください。”ということです。
標榜の自由とは、歯科医師国家試験にさえ通れば、口腔外科、矯正歯科、小児歯科、誰でも何でも自由に標榜できるということです。
医科でも同じです。開業したとたんに、”内科、小児科”と看板を掲げた先生に対し、”アイツ、子ども診たことあるんかぁ。。???”というのは、実際の会話です。
コンタクトレンズの先生が、内科だったということが問題になったこともありましたよね。
私は乳歯ぐらいしか抜いたことがないのに、届出さえすれば口腔外科の看板をあげることもできるのです。
矯正歯科の看板も、歯科医であれば、誰でも掲げることができるのです。
知らんかったぁ。。という人が、まだまだおられますよね。
患者さんが安心して治療を受けられるように、患者さんにわかりやすい制度に変えてほしいと思います。
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海堂 尊先生のAI
今では、ドラマ化もされている”チームバチスタの栄光”の著者である海堂尊先生の執筆の本来の目的は、AI(オートプシー・イメージング)を普及させることだそうです。
今年の日本矯正歯科学会でご講演を拝聴することができましたが、AIを普及に消極的な厚生労働省の政策への不満を話しておられました。
”普段はおとなしいのですが、正しいことが通らないと思うと、噛み付きたくなって、過激な発言をします。”と言っておられました。
真正面から正論を説いても国は動かない。ならば、小説で世論の方を動かそう。と書き始めたそうです。
実際、本を読んでみると、この部分が海堂先生の一番言いたいところなんだなぁ、、ご自分が訴えたいことを、登場人物に変わって言わせているんだよなぁ。。と、先生のお顔が目に浮かんできます。
海堂先生の本来の目的であるAIの普及のために、私たち一般人は、厚生労働省を動かさないといけないんですよね。
私も厚生労働省にいっぱい言いたいことがあるんだけど。。。海堂先生のお気持ち、とてもよくわかります
がんばってください。応援しています。
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お子さんが楽しく積極的に取り組める矯正治療を!
”ある歯科で矯正治療を勧められて、装置を入れてもらうことになったけれど、矯正専門の診療所にも行ってみたくなったので、相談にきました。”とおっしゃって、お母さんがお子さんをお連れになりました。
お母さんは、まず、初診相談での説明の差に驚かれ、検査内容の差に驚かれ、診療所の雰囲気の差に驚かれ、私のお子さんへの接し方の差に驚かれたので、その驚きぶりに私が驚きました
私たち矯正専門開業医は、すべてが矯正治療患者さんのために動いています。診療所もスタッフも、何よりも私自身が、28年間、矯正治療だけに取り組んできていますから、差があってしかるべきで、差がないと困るとも思っていましたが、目の前で驚かれている姿を拝見して、そんなに違うのかと再確認させていただきました。
患者さんと診療所は、お互いの相性もあるでしょうし、それぞれ納得した先生のところで診療を受けるのが一番です
特に、小さい子ども矯正治療は、塾やピアノのおけいこと似たところがあります。
どうか、お子さんが楽しんで通える、子どもなりに積極的に取り組める、そんな診療所を選んであげてください
お子さんの矯正治療が成功体験となって、歯並び以上のものを得ることができるのか、苦い思い出となるのか
、その差は大きいと思います
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MFTの研究会に行ってきました
今日、7人の衛生士といっしょに、東京の津田記念ホールで開催されたMFT(口腔周囲筋機能療法)研究会に出席してきました
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衛生士のみんなで作り上げた、イノウエ矯正歯科のMFTキッズコースについて、発表してきました。
詳しくは、おいおいご報告しますね。
スタッフ全員が、力を合わせてキッズコースの改善を重ね、研究会で発表できるようになるなんて、院長の私として、とてもうれしく思いました。
東京の友達からも、ほめてもらいましたよ
スタッフが東京で勉強しようとすると、地方からはどうしても交通費がかかるので、東京や横浜に比べ、大阪では、MFTが普及しているとはいえない状況ですが、イノウエ矯正歯科は、大阪でもちゃんとしたMFTを受けていただけるよう、これからもがんばっていきますね