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矯正治療の診断とは!
水曜日, 7月 15th, 2009 イノウエ矯正歯科では、矯正治療開始時には、検査の後、診断というお話の時間を設けています
というか、これがあたりまえと思っていたら、そうではないということがわかりました
実は、開始早々、その医院に通いたくなくなったと言って、転医されてこられた患者さんがおみえになるのですが、診断時に、いつものように、いろいろとご説明している途中に、ふと気付いて”こんな話、前の先生からも聞いておられますよね。同じことを長々と聞いていただいてごめんなさい。”と言うと、”いいえ、初めてのことばかりです。”とおっしゃるのです。
”?????”と私はびっくり
矯正治療では、診断というお話の際には、
患者さまの問診表からわかること(癖や鼻咽喉疾患、成長の様子など)
視診、触診からわかること(扁桃腺の大きさや舌や唇の様子、顎関節の状態など)
顔(正面と側面と笑顔)の写真の特徴など
力歯全体の写真から言えること(歯の数や親知らずの状態など)
曆歯型から言えること、(かみ合わせの状態、歯並びの問題点、歯のサイズの異常、かみ合わせのズレなど)
歷顔のレントゲンから言えること
(正面:非対称の有無、側面:骨格の特徴や前歯の角度など)
轢虫歯のリスク、歯周病のリスク
そんなこんなを、30分ぐらいかけて説明して、問題点を整理し、それらをもとに立案した治療方針を納得いただけるようにご説明するのが診断です。
2通り3通りの治療方針をご提示して、利点、欠点を、ゆっくりいっしょに検討する場合もあります。
私はそれが矯正専門歯科の当然の姿だと思っていましたが、そんな診断説明がなく、治療が開始されていることがあると聞いてびっくり
大切なご自分の歯、お子さんの歯のことを、しっかり理解してから、納得してから、治療を開始ししましょう
成人矯正のおすすめ
日曜日, 7月 12th, 2009拡大床を入れてみました!
金曜日, 7月 10th, 2009 理由あって!(詳しくは長くなるので、聞かないでくださいね)拡大床を入れてみました
イノウエ矯正歯科の技工士の野口君は、もうベテランになってきて、完璧の仕上げで、表面もツルツル
小さめに仕上げてね。という私の希望も入れてくれて、パッチシの拡大床でした
ネジを回して、夜入れてみて、これなら大丈夫と、喜んでいたのですが、翌朝、しゃべってみて、びっくり殮
健康増進課の課長さんと、電話でしっかり話しこまないといけなくなったときには、思わず、拡大床をはずしてしまいました
これまで、あのややこしいマルチブラケットの装置は、経験があったのですが、拡大床は初めて!
患者さんの気持ちが、よーーくわかりました
できるだけ楽な装置で、できるだけ早く、できるだけ良い成績で終了できるように、ということを、改めて痛感しました
自分の仕事が心底好き!
水曜日, 7月 8th, 2009 歯科医師会のフッ素塗布事業をデータベース化しようとして、ソフトを担当してくださる会社を探していました。
そこで、気付いたこと、
今度の新しい会社の女性のSE(システムエンジニア)の方のことを、知っている人は、
「あの人は、自分が作ったソフトを自分の子どものように思っている。。」と、表現されたのを聞いて、ふと、どの業界も同じだなぁ。。って思ったのです。
SEでも、建築設計士でも、弁護士でも、歯科医師でも、ある意味の職人には、自分の職業そのものを、心底愛している人、天職と思っている人と、お金を得るためのツールと思っている人と、2種類いるよなぁ。。って、
もちろん、ボランティアではなく、プロなのですから、お金も大切です。
プロ野球の選手なんか、その能力が契約金で評価されるわけですから。。。
でも、自分の仕事が心底好きという人と、いっしょにお仕事をするとホント気持ちがいいな。って思いました。
私も矯正治療のお仕事が心底好き
命を救うことから最も離れた医療かもしれないけれど、矯正治療を成功させることは、命を救うことに負けないぐらい、その人の人生にとって大切なことと思っています
がんばるぞ
矯正治療のゴールは高校3年生ぐらいです!
月曜日, 7月 6th, 2009 昨日、堺市の北野田ということろで、日本臨床矯正歯科医会の啓発キャラバン(矯正治療のことをもっとわかってもらう活動)が開催されました
北大阪のメンバーとしてお手伝いしてきました。
相談コーナーで、3年生ぐらいの子どもさんとそのご兄弟の4家族の矯正相談をしてきましたが、なんとそのうち3家族は、一度、なんらかの矯正治療経験があったのです
あめのようなものを固めて、前歯の反対を治したのですが、2番目の歯が、逆になってしまった。。。
上あごを拡げてもらったけど、何も変わらない。。。
装置を入れることになったけど、近所の方から、やめた方がいいって言われた。。。
というお話で、全体像が見えないまま、よくわからないまま、矯正治療を始めておられるようでした。
矯正治療のゴールは、歯がずべて萌出し、成長が完全に終了した時です
後で困らないように、しっかり説明を受け、全体像をイメージして、納得して、矯正治療を開始してくださいね
小さい時に、知っていればよかった。。。
火曜日, 6月 30th, 2009 土曜日初診相談におみえになった高校2年生のAさんは、大きく咬みあわせがずれてしまって、お顔の形も歪んでしまっていました
Aさんは、相談のお部屋のテーブルに座ると、すぐに頬杖
やっぱり!!!ちょうど、まさしく、頬杖がゆがみを作ったといわんばかりでした
お母さんによると、寝ているときも、手を当てているとのこと。
そういえば、小さいときから、そうしてました。もう少し早く気付いてあげればよかった。。。。とお母さん。
そうなんです。Aさんは残念ながら、手術を併用する矯正でなければ、いけない状況と判断されたのです
ずっと歯医者さんには通ってたのですが。。。とお母さん。
まだまだ浸透していないんです。だから、本を執筆しました
ご紹介が遅くなりましたが、「子どもの不正咬合」を4月に出版できました
子どもの歯並びに関する情報満載ですので、読んでみてください
ちょっとした注意事項を、お母様へお伝えするために、情報誌”with宝塚”にも連載を始めました
読んでみてくださいね
禁煙タクシーのおじちゃんと勝間さん
日曜日, 6月 28th, 2009 今日は、矯正の学会が大阪の国際会議場であったので、梅田からタクシーに乗りました
すると、禁煙にご協力くださいという札が貼ってありました
70歳ぐらいの運転手さんでしたが、14年前に禁煙されたとのことそれが、体力的にも精神的にも、自信に繋がっている禁煙できたから、今も仕事が続けていられるのだと思う。と言っておられました
なるほど。。良いお話を聞きました
帰りの電車の中で、勝間さんの本を読んでいたら、勝間さんも禁煙されたとのこと。
違いは、「創造性」だそうです。禁煙してから、集中して新しいことを考え抜くというということができるようになったとのことです。
ふーーん。。。そうなのか。。
以前は喫煙者だった方のお話には、説得力がありますよね
こんなお話を広めて、一人でも多くの人に禁煙のよさをわかっていただきたいと思いました
短距離走型矯正治療?
日曜日, 6月 21st, 2009 イノウエ矯正歯科では、固定式装置の装着期間をできるだけ短くしようと努力してきました
というのも、私が43歳でマルチブラケット装置を装着した時、やはり、早く治療が終わればいいなぁ。。と思ったからです
”最短期間で、最良の治療成績を”というのが、最近の合言葉です。
そのためには、患者さまとドクターとスタッフが一致団結して、共通の目標に向かう姿勢が重要です
私は体育会系なので、”いくぞ獵オー獵”という感じです。
”100mmダッシュのつもりで走りきろうね!”と装置をつけた瞬間から、はずすことを考え始めます。
好成績を残せるよう、舌のトレーニングも早めに始めます。
東京から転医してこられた患者さんは、この勢いに目をまあるくされていました
”みんな行くわよオー”
劣
矯正歯科医には、高性能のカメラ機能が搭載!
金曜日, 6月 19th, 2009 上下にかけるゴムをしっかりかけるように言われていたのに、サボりがちだったMちゃんは、今月は、とってもがんばってきてくれて、その結果、歯並びの状態がとても良くなっていました
”今回は、とても良くなってるわね。ゴムをがんばってくれたのね”とお話しすると、
Mちゃんが、
”そんなのわかるんですか令”って、不思議そうなMちゃん。
そうなんです。わかるんです。
矯正歯科医は、”前回の歯並びの状態が、頭脳のどこかの記憶領域にちゃーーんとカメラの画像のごとく、残っているのです
それで、自分の調整の1ヵ月後の予測の画像も持っていて、それとぴったりだったら、患者さんの協力も良く、順調に治療が進んでいることがわかり、それと異なっていれば、何か問題があることを察知するのです
自分でもすごい能力だと思うのですが、長年、矯正治療ばかりしていると、そういう能力が異常に発達するようです
昔、矯正の医局に残ったばかりの時に、先輩のカメラ機能に驚いていたのを思い出しました
人間ってすごいよね!プロフェッショナルってそういうもんなんだよね!って改めて思いました