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10ヶ月で抜歯ケースを終了できました!
月曜日, 5月 25th, 2009 2009年3月末で山口に帰るけど、どうしても矯正治療が始めたいと言って、2008年6月に初診相談されたUさん。間に合わなければ、山口から通いますと言っておられたのですが、10ヶ月めの今日、装置が外れました
上あごの4番目の歯を2本抜歯して、治療しました。
骨に切り目を入れたりといった特別なことはせず、ただ、最新の摩擦を減らしたブラケットを使って、無駄な歯の動きを極力減らすよう力学的に最も有効な作戦を考えました
こんなに早く、こんなに良い成績で終了できるなんて、Uさんも私もびっくりやればやれるもんだなぁ。。
症例にもよるけれど、ドクターと患者さんが、それこそ思い切り気合を入れて取り組めば、良い成績で早く終われるんだよなぁ。。。ということを、あらためて実感しました
みなさん。がんばりましょうね!OH
カルチャーショック&目からうろこ
水曜日, 5月 13th, 2009 昨日、受け口の5年生の男の子が初診相談におみえになりました
3歳から6歳まで矯正治療をしたけれど、治らなくて、どうしようかと、あちらこちらに相談に行かれたそうです。
イノウエ矯正歯科のホームページを見て、遠いところから来てくださいました
一期治療の方法、観察時期のあり方、二期治療時の判断、舌や口唇との関連、子ども達とのかかわり方などなど、お話しましたら、お母さんが、目を赤くしておられました。
”カルチャーショック、目からうろこ”とおっしゃるのです。
1000人を超える子ども達を、私一人で、20年間、この石橋でずーっと診療させていただいて、自分の子育てもふまえながら、ときどき苦い経験もしながら、子どもたちにとって一番良い方法を、知らず知らすの間に、作り上げてきたんだろうなぁ。。って、つくづく思いました。
がんばろうね
いっしょにがんばってくれれば、必ず、健康な歯並びを手に入れることができるからね!
明日から診療
木曜日, 5月 7th, 2009矯正治療と禁煙と
日曜日, 4月 26th, 2009 イノウエ矯正歯科では、矯正治療の初診相談の際に、禁煙もお勧めしています
だって、せっかく矯正治療したのに、歯周病で歯が抜けちゃったら、何のために矯正治療したのか、わからなくなりますものね。
今も、Sさんの矯正治療前と後のお口の写真を見て、びっくり
もちろん、歯並びがよくなっているのは、他の皆さんと同じなのですが、歯茎の色もとてもよくなっておられるのです
初診時は、タバコを2箱ぐらい吸っておられたので、歯茎もずいぶん黒ずんでいたのですが、治療開始と同時にやめられたので、きれいなピンク色になっているのです
治療期間は、1年4か月ほどだったのに。。。
よかったですね。きれいな歯並びと歯茎、おめでとうございます
禁煙のすばらしさが、他のみんなにも伝わっていきますように
院長の私がすべての患者さんを診察しています!
木曜日, 4月 23rd, 2009 初診や診断の時だけ院長先生で、治療が始まると、若い先生にしか診てもらえない。と困っておられる患者さんのお話を聞くことがあります
イノウエ矯正歯科では、全員の患者さんを、院長の私が診ています
たくさんの患者さんを一人で診るのは、とてもたいへんなのですが、優秀な衛生士と考え抜いたシステムで、がんばっています
もちろん、お母さんへのご説明も毎回行います
衛生士さんにお願いしている部分も多いのですが、法律で禁止されているレントゲンのボタンを押すことなどは、一切お願いしていません
呼ばれる度に2階から3階へ私が駆け上がる玲日と、若い先生にレントゲン撮影のために来ていただいている日とがあります。
衛生士といっしょに、診療が始まる前に、その日のすべての診療内容のシミュレーションし、準備も整えています
インダイレクトボンディングという院長の時間を使わずに、ブラケットを正確に位置づけられる方法を、15年ほど前から、全員の患者さんに使っています
技工の手間や材料費はかかるのですが、とても効率よく治療成績を上げることができ、余った時間を、患者さんやお母さん方とお話の時間に使えるすばらしい方法だと考えています
そんなこんなを衛生士といっしょに工夫を重ね、時間の無駄を省くことで、治療の質を落とすことなく、説明の時間も取りながら、院長の私が、毎日、たくさんの患者さんを診て、さらにお話することができているのです
ただ、短い時間でいっぱいお伝えしようと思うので、年々早口になっているようです ごめんなさい。でも、ご理解よろしくお願いします
矯正治療に楽しく取り組めていますか?
月曜日, 4月 20th, 2009 同じ装置を使うのにも、子どもたちが楽しんで使えるのと、いやいや使うのとでは、子どもたちへの負担は大きく異なります。
不快感やちょとした痛みも、先生やスタッフが大好きで、矯正歯科に通うのが楽しければ、がんばれますよね。
子どもも大人も、どんどん治っていることを実感できれば、どういう目的で装置を使っているのかを理解できれば、前向きに取り組めますよね
治療後の痛みが少ないときは、ちゃんと調節してくれてないような物足りない感じがする。と言われる方もおられるぐらいです
矯正治療を始めるときは、そこに通院されているお友達から、情報をたくさん集めて、自分やお子さんが楽しく通い続けられる環境が整っているかどうかを確認しましょう
初診は良かったのですが。。。というお話も聞きます
開始して費用も払ってしまうと、転医が難しいので、スタート前にしっかり吟味しましょう
心配なこと
日曜日, 4月 12th, 2009 ときどき、心配になることがあります殮
治療がうまくいってないときの理由として、患者さんが希望されたので。。。ということが、あげられることがあるのです
患者さんが非抜歯を希望されたので、、、患者さんから歯を並べて欲しいといわれたので、、、
確かにNBM(Narative based medicine)と言って、患者さんの声に耳を傾け、できるだけご希望に沿った医療を行うべき、と言われていますが、ただ、その結果が好ましくない方向へ行くことが、プロとして予測される場合には、患者さんにご理解いただく必要があると思うのです。
患者さんは素人さんですから、自分の希望を叶えてもらうことにより、どんなマイナスが生じるのか、わからなくて当然です。
私も若いときは、患者さんの希望を入れすぎて、苦い経験をしたことがありますが、患者さん側も、そのあたり、しっかり確認する必要があると思います。
そうでないと、治療がうまくいかなくても、それは患者さんご自身が希望されたので、と言われてしまうかもしれません
NBMが正しく展開されることを願うばかりです
寝ている時の姿勢に気をつけましょう。
水曜日, 4月 8th, 2009 この前の日曜日、筒井照子先生の講演会に出席してきました。
筒井先生は以前から、態癖(寝るときの姿勢や頬杖など)が、顔や歯列の形態、かみ合わせに大きな影響を与えることを唱えておられましたが、先日は、さらに詳しくお話を伺うことができました
片方ばかり下にして、寝ていませんか
うつ伏せねしていませんか令
頬杖していませんか令
姿勢は悪くないですか令
そんなこんなが、歯並びを悪くして、悪い歯並びがまた、全身に悪い響を及ぼして、悪循環が生じてきます。
私も、ハンドバックを左肩にかける癖だけじゃなくて、右を下にしていることがずいぶん多いことに気付き、早速、改善を試みています
みなさんも無意識にしている自分の態癖に気付いて、治してくださいね
歯を動かすことが矯正治療じゃない!
木曜日, 4月 2nd, 2009 昨日、新患相談におみえになったのは30代後半のHさん。
矯正治療をしてもらったけど、咬みあわせがおかしくなったので、元に戻してほしいと言って相談にこられました
お話を伺っていると、なんとなく、”歯を動かせば矯正治療”と思っておられたようでした殮
治療をされた先生もそんなイメージなんだろうな。。って感じました殮
前にも書きましたが、本物の矯正治療ってそんなものではありません
限りなく完璧に近い歯並びと咬みあわせを手に入れて、80歳になっても90歳になっても、自分の歯できちんと食べていけるように治療をすることが、矯正治療だと私は考えています
矯正治療には、その力があります
だから、治療開始前には、きちんとした顔の形の分析や、顎の動きのずれがないか、舌や唇の癖がないか、きちんと調べて、治療方針をたてます。
目標は正常咬合の確立なのです
確立のために、患者さんがすべきこと、ドクターがすべきことをしっかり確認してからスタートします
自分の歯の健康のために、どんな治療が必要なのか、よーーく考えてからスタートして、元に戻してほしいなんてことがよいように気をつけてくださいね