受け口で、乳歯が虫歯だらけだったM君。
近くの歯医者さんで、「こんなにひどい状態では、永久歯もどうなるかわからない。とても危険だ。」と言われたそうで、お母さんもオロオロされていました
受け口を治したくても、虫歯や治療した歯がボロボロで、装置の装着もままならない状況でしたが、なんとか受け口も治すことができました
その後、Mくんは一生懸命、虫歯予防を続けてくれました
月日が経つうちに、きたない乳歯は、次々ときれいな永久歯に生え変わり、ついに、虫歯の全くないお口になりました
先日、お母さんが、
「毎年、学校から健診の紙をもらってきていたのに、今年はなかったんです!」とうれしそうにお話してくださいました
Mくん。おめでとうがんばってよかったね
これからもがんばっていこうね
タグ: 治療
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学校健診の紙をもらってこなくなりました!
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自閉症の患者さん
今日の診断でのお話
お母様が、突然、
「この子の下の子が、自閉症なんですが、診てもらえるんでしょうか令」
「もちろん、診させて頂きます。」って即答しました
私は、自閉症の治療に熱心な衛生士さんの講演を、聞かせていただいたことがありますし、イノウエ矯正歯科のスタッフはみんな講習会に参加しています
先日も、自閉症のUちゃんが、とても良い成績で治療を終了されました
びっくりするほどまじめに、ゴムも使ってくれました
微力で、至らない部分もあるかもしれないけれど、私たちの力の及ぶ限り、がんばって診療させていただきますね
何か障害のある人ほど、予防が大切だと考えています。
いっしょにがんばっていこうね
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10ヶ月で抜歯ケースを終了できました!
2009年3月末で山口に帰るけど、どうしても矯正治療が始めたいと言って、2008年6月に初診相談されたUさん。間に合わなければ、山口から通いますと言っておられたのですが、10ヶ月めの今日、装置が外れました
上あごの4番目の歯を2本抜歯して、治療しました。
骨に切り目を入れたりといった特別なことはせず、ただ、最新の摩擦を減らしたブラケットを使って、無駄な歯の動きを極力減らすよう力学的に最も有効な作戦を考えました
こんなに早く、こんなに良い成績で終了できるなんて、Uさんも私もびっくりやればやれるもんだなぁ。。
症例にもよるけれど、ドクターと患者さんが、それこそ思い切り気合を入れて取り組めば、良い成績で早く終われるんだよなぁ。。。ということを、あらためて実感しました
みなさん。がんばりましょうね!OH -
未開種族のまねをして、矯正治療の必要のない子に育てよう
食生活と身体の退化 =未開人の食事と近代食 その影響の比較研究= 片山恒夫訳
(NUTRITION AND PHYSICAL DEGENERATION WESTON A. PRICE著)
この本は、W.A.プライス博士が1939年に出版された本を、片山恒夫先生が、1978年に翻訳、自費出版されたものです
プライス博士は、近代の食生活には何らかの有害な要因が存在しているのではないかと考え、その証拠を追及するために、世界じゅうの未開種族を訪ねて回り、孤立した集団では健康な顔と口の発育が維持されているのに対し、文明に触れてしまった種族では、驚くほど早くその健康が損なわれているという事実を見出されました
子ども達の食事をもっと、未開種族のようにしてあげるといいのかなぁ。。って思います
洗練されたフランス料理や懐石料理は大人になってからのお楽しみにして、子どもの間は、固いお肉や生野菜をしっかりかじって食べるようなたくましい子どもに育てると、矯正治療をしないでいい子に育つかも?って思ってしまいます
そうすると、私のお仕事はなくなるけど、それでもいいよ
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カルチャーショック&目からうろこ
昨日、受け口の5年生の男の子が初診相談におみえになりました
3歳から6歳まで矯正治療をしたけれど、治らなくて、どうしようかと、あちらこちらに相談に行かれたそうです。
イノウエ矯正歯科のホームページを見て、遠いところから来てくださいました
一期治療の方法、観察時期のあり方、二期治療時の判断、舌や口唇との関連、子ども達とのかかわり方などなど、お話しましたら、お母さんが、目を赤くしておられました。
”カルチャーショック、目からうろこ”とおっしゃるのです。
1000人を超える子ども達を、私一人で、20年間、この石橋でずーっと診療させていただいて、自分の子育てもふまえながら、ときどき苦い経験もしながら、子どもたちにとって一番良い方法を、知らず知らすの間に、作り上げてきたんだろうなぁ。。って、つくづく思いました。
がんばろうね
いっしょにがんばってくれれば、必ず、健康な歯並びを手に入れることができるからね! -
矯正治療と禁煙と
イノウエ矯正歯科では、矯正治療の初診相談の際に、禁煙もお勧めしています
だって、せっかく矯正治療したのに、歯周病で歯が抜けちゃったら、何のために矯正治療したのか、わからなくなりますものね。
今も、Sさんの矯正治療前と後のお口の写真を見て、びっくり
もちろん、歯並びがよくなっているのは、他の皆さんと同じなのですが、歯茎の色もとてもよくなっておられるのです
初診時は、タバコを2箱ぐらい吸っておられたので、歯茎もずいぶん黒ずんでいたのですが、治療開始と同時にやめられたので、きれいなピンク色になっているのです
治療期間は、1年4か月ほどだったのに。。。
よかったですね。きれいな歯並びと歯茎、おめでとうございます
禁煙のすばらしさが、他のみんなにも伝わっていきますように
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広告やカウンセリングに振り回されないように!
私たちの医院には、「広告のノウハウやカウンセリング技術向上で、患者数を延ばしましょう。」というようなダイレクトメールが、いろいろと入ってきます
こんな成功例があります。といった歌い文句が並んでいます
大前研一さんもよく言っておられますが、日本人には、考えなさ過ぎる。鵜呑みにしすぎる。大勢に流されすぎ。という欠点があると思います。
日本人のすばらしい部分である”和を尊ぶ”精神が、悪い方に出ちゃうとこうなるのかな?とも思いますが。。。
広告やカウンセリングや診療所のみかけだけで、安易に選択しないように、気をつけたいものです。
もちろん、先生がいばってばかりだったり、診療室がきたなかったりも、いけないのですが、広告やみかけよりも、やはり医療レベルをしっかり見極めることが大切だと思います。
また、資格があれば大丈夫かというと、そうでなく、本当に治療期間のすべてを通して、責任をもって、愛情をもって、治療に当たってくださる先生かどうか?
本当に難しいですよね。
私も自分の業界以外は、いくらお友達がいても、自分自身で確かめられないので不安です。
でも、がんばらなくちゃと思います -
院長の私がすべての患者さんを診察しています!
初診や診断の時だけ院長先生で、治療が始まると、若い先生にしか診てもらえない。と困っておられる患者さんのお話を聞くことがあります
イノウエ矯正歯科では、全員の患者さんを、院長の私が診ています
たくさんの患者さんを一人で診るのは、とてもたいへんなのですが、優秀な衛生士と考え抜いたシステムで、がんばっています
もちろん、お母さんへのご説明も毎回行います
衛生士さんにお願いしている部分も多いのですが、法律で禁止されているレントゲンのボタンを押すことなどは、一切お願いしていません
呼ばれる度に2階から3階へ私が駆け上がる玲日と、若い先生にレントゲン撮影のために来ていただいている日とがあります。
衛生士といっしょに、診療が始まる前に、その日のすべての診療内容のシミュレーションし、準備も整えています
インダイレクトボンディングという院長の時間を使わずに、ブラケットを正確に位置づけられる方法を、15年ほど前から、全員の患者さんに使っています
技工の手間や材料費はかかるのですが、とても効率よく治療成績を上げることができ、余った時間を、患者さんやお母さん方とお話の時間に使えるすばらしい方法だと考えています
そんなこんなを衛生士といっしょに工夫を重ね、時間の無駄を省くことで、治療の質を落とすことなく、説明の時間も取りながら、院長の私が、毎日、たくさんの患者さんを診て、さらにお話することができているのです
ただ、短い時間でいっぱいお伝えしようと思うので、年々早口になっているようです ごめんなさい。でも、ご理解よろしくお願いします
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矯正治療に楽しく取り組めていますか?
同じ装置を使うのにも、子どもたちが楽しんで使えるのと、いやいや使うのとでは、子どもたちへの負担は大きく異なります。
不快感やちょとした痛みも、先生やスタッフが大好きで、矯正歯科に通うのが楽しければ、がんばれますよね。
子どもも大人も、どんどん治っていることを実感できれば、どういう目的で装置を使っているのかを理解できれば、前向きに取り組めますよね
治療後の痛みが少ないときは、ちゃんと調節してくれてないような物足りない感じがする。と言われる方もおられるぐらいです
矯正治療を始めるときは、そこに通院されているお友達から、情報をたくさん集めて、自分やお子さんが楽しく通い続けられる環境が整っているかどうかを確認しましょう
初診は良かったのですが。。。というお話も聞きます
開始して費用も払ってしまうと、転医が難しいので、スタート前にしっかり吟味しましょう
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心配なこと
ときどき、心配になることがあります殮
治療がうまくいってないときの理由として、患者さんが希望されたので。。。ということが、あげられることがあるのです
患者さんが非抜歯を希望されたので、、、患者さんから歯を並べて欲しいといわれたので、、、
確かにNBM(Narative based medicine)と言って、患者さんの声に耳を傾け、できるだけご希望に沿った医療を行うべき、と言われていますが、ただ、その結果が好ましくない方向へ行くことが、プロとして予測される場合には、患者さんにご理解いただく必要があると思うのです。
患者さんは素人さんですから、自分の希望を叶えてもらうことにより、どんなマイナスが生じるのか、わからなくて当然です。
私も若いときは、患者さんの希望を入れすぎて、苦い経験をしたことがありますが、患者さん側も、そのあたり、しっかり確認する必要があると思います。
そうでないと、治療がうまくいかなくても、それは患者さんご自身が希望されたので、と言われてしまうかもしれません
NBMが正しく展開されることを願うばかりです