昨晩、長崎の角町正勝先生の活動が、NHK教育放送午後8:00-8:30の「福祉」で紹介されました。
角町先生は、麻痺などで経口摂取できなくなり、鼻や、穴を開けた喉から、食事を取っておられる患者さんが、口から食事がとれるよう、患者さんの口の機能回復にご尽力なさっておられます。
映像の中で、食べることの楽しみを思い出した喜び、格段に元気を取り戻された喜びを語るご本人と家族、そして、その喜ぶ姿が見て涙する先生のお姿に感銘を受けました撚。
私自身、食べることを当たり前のこととして捉えてしまいがちな毎日ですが、改めて、口から食べることの幸せと重要性を再確認し、皆さんにもお伝えせねば。そして、同じ歯科医師として、私も微力ながら貢献せねば。。。と思いました。
タグ: 歯
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口から食べることの幸せと重要性
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矯正歯科治療の普及
土曜日におみえになった初診相談のNちゃんが、
「私もMちゃんのような、カラーのゴムがいい。かわいいもーーん。」って言ってくれました。
もう一人のKくんのお母様は、ご自分が6年間も矯正治療をしていたという苦い経験をお話してくださいました。
ようやく大阪でも、患者さんの方から、こんなお話が聞けるほど、矯正歯科治療が普及してきたんだなぁ。。と、実感しました。
私が開業した頃は、矯正治療の普及度のアメリカとの差をずいぶん感じていたのですが、ようやく日本もアメリカに近づいてきたのだなぁ。。と感じます。
ずーっと心配してきたけれども、一般の方に、本物の矯正治療を見抜く力、選ぶ力が備わるのもそう遠くはないかも!と期待できるような気がしてきました。
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摂食・嚥下の講演会
今日は、豊中市歯科医師会の学術講演会に、摂食嚥下の分野でご活躍の昭和大学の向井教授がおみえになると伺ったので、喜び勇んで、出席してきました
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やはり、第一人者でいらっしゃるだけあって、”目からうろこ”のお話がいっぱいでした。
1年間の窒息死数が交通事後死数より多いことをご存知ですか?
加齢とともに、それまで、何の意識もなく普通に行ってきた”食べる”という動作が難しくなり、窒息したり、誤嚥性肺炎と言って、食道に入るべき食物が、気管に入りることによる肺炎が、起こりやすい状況になるのです。
小さな子どもたちも、お年よりも、五感をフルに使えば、食事をもっと楽めるということを教えていただきました。
どんなにすばらしいシェフが作ったお料理でも、楽しく正しく食べることができなければ、台無しです。
歯科医師である私にとっても、お口の大切さ、何気なく行っている”食べる”という動作の重要さを、認識させられた講演会でした。
そして、このことを皆さんにお伝えしていくことが、私の使命なんだ。って、強く感じる講演会でした。
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日本矯正歯科学会から帰ってきました。
火・水・木の3日間、幕張で開かれていた日本矯正歯科学会から、先ほど帰ってきました
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去年まで、認定審査委員として、1日中缶詰状態になって、神経を張り詰めて事前審査を行い、また、面接試験をして。。。という学会が続いていたのですが、3期連続のお努めを終えて、今年からはとてもリラックスして、学会に出席することが出来ました
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また、これまで事前審査のために出席することができなかった開会記念講演も出席することができ有意義でした。
先日の阪井先生に続き、眼科の坪田先生のアンチエイジングのお話でしたが、一層理解が深まり、やはり、食事、運動、ストレスフリーの大切さを学びました。
アンチエイジングをすることで、すべての疾患の改善を図ることができる。というご説明に、思わず”御意”という感じでした。
続きはまた、後日。。。。 -
成人男性の矯正治療
イノウエ矯正歯科には、治療に励んでおられる成人男性の方も、たくさんおられます
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昨日も初診相談に、40代の男性がおみえになりました。
かなり難しい症例で、ちゃんと治してさしあげられるかどうか確認がしたかったので、記憶にあった類似症例を調べてみると、同じような症例で、無事良好な成績で終了できている症例が何例がありました。
ふと感じたことは、成人男性の症例は、かなり難しい症例ばかりだ。ということです。
少しぐらいはいいや。という男性が多いのでしょうね。
昨日の方は、出っ歯で咬みあわせが深く、下の歯が見えないぐらいの状態でした。
他に、乱杭歯で治療されている方もおられますが、そのガタガタ度は、女性の患者さんではみられない程、すごい状態という方ばかりです。
みなさん、お仕事が忙しい中、時にはビジネススーツのまま、来てくださいます。
ナイスミドルを目指して、がんばってください。歯並びなんてどうでもいいや。ではなくて、是非、ご相談ください。
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子どもが心の風邪をひいてしまったら
”子どもが心の風邪をひいてしまったら”は、心理カウンセラーの布柴先生が、今度の学会で予定されているご講演のタイトルです
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布柴先生は子どもの心の問題を家族の視点から捉えて、解決していこうと努力されている心理カウンセラーの先生です。
私の大好きな先生で、もう10年ぐらいのおつきあいになると思います。
仙台の成育シンポジウムなどで、何度もご講演を拝聴し、個人的にもいろいろとお話させていただいて、子どもの心に寄り添い、子どもが自分で立ち直っていく、その手助けをされている先生の姿から、たくさんを学ばせていただきました。
昨日、A君のお母さんから、
”うちの子は今登校拒否で、親とも話さず、社会とつながりを持っているのは、イノウエ矯正歯科さんだけなんです。”
というお電話をいただき、布柴先生から教えていただいたことが、知らないうちに、役にたっていたのかも。。。って、A君が難しい状況の中、矯正治療に通ってくれていることを、とても有難く思いました撚。
以前から何度も言っていますが、年々、子どもたちがすくすくと成長するのが難しい環境になっているように思います。心の風邪をひきやすい環境なってきていると思うのです。
でも、ちょっとぐらい風邪をひいても、ちゃーーんと元気になれるからね。応援してるからね
。みんなでがんばっていきましょうね
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健康まつり
日曜日は、池田市の健康まつりでした
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サンスターの協力を得て、大ホールではミッフィーのミュージカル、小ホールでは歯磨き教室の後、私が少しだけ、虫歯予防、不正咬合の予防、禁煙のお話をしました。
禁煙ブースでは、川柳コンテストやタバコクイズプレゼントもしました。
歯科ブースでは、口臭テストや咬合力テストが大人気でした。
池田市在住の方なのに、一度も行ったことがない。という方もおられるかと思いますが、楽しいイベントがいっぱいですので、是非、来年はお出かけくださいネ -
中高年の矯正治療はアンチエイジングの切り札
昨日、中高年の矯正治療はアンチエイジングの切り札という言葉で、ブログを終えたかと思います
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偶然というか、今日のお二人の初診の方と、子どもさんをお連れになったお母様の3人の方が、この言葉にぴったりだったのです。
”年々、歯が動くようだ。””だんだん出てきた。””若い頃はこれほどでもなかった。”というのが、皆様に共通です。
そして、みなさん、かかりつけの一般歯科の先生からは、”年だからしかたがない。”とか、”差し歯でなんとかしましょう。”とご説明を受けたとのことです殮。
”少し前から気付いてはいたが、子育てで忙しくて、それどころじゃなかった。””気にはなっていたが、迷っている間に月日が経ってしまった。”ということもおっしゃいます。
どうか、歯が動いてきたな。前よりも少しずつ歯並びが悪くなってきたみたい。と感じたら、すぐに、日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)のところを受診して、ご相談ください。
昔は、矯正治療は子どものもの、という感じでしたが、イノウエ矯正歯科では、40代50代の方も、大勢治療に励んでくださっています。たいていの方が、お子様の治療をきっかけに開始されるのですが、一般歯科からご紹介の方や、ご自分で気付いて開始される方も、もっと気軽にいらしてほしいな。と思っています。
健康な美しい歯で、お食事とおしゃべりを末永く楽しむために、矯正治療を是非、お考えください。
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歯が動き出したら。。の続き
中高年になって、歯が少し動き出したら、それは歯周病になっているサインと思ってください
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できれば、早めに歯周病の知識も持ち合わせた矯正専門の歯科医院に相談してください。
イノウエ矯正歯科でも治療が可能です。早く対応できるかどうかで、その後、いつまでもおいしく食事ができるかどうかが左右されます。
以前、”歯周病にかかっているから治療は無理”とあちこちの矯正専門の歯科医院で断られた患者さんが、奈良からおみえになったことがあります。
中等度までの歯周病なら、当院でも対応しますが、かなり歯周病が進んでいる場合には、いつもお願いしている歯周病専門の先生に治療をお願いし、歯周病の状況を観察しながら、当院で矯正治療を続けていただきます。奈良からがんばって通院していただき、無事、良好なかみ合わせを獲得されました。
歯並びと咬みあわせがよくなると、お食事もおいしくなるし、会話も楽しくなるので、中高年の方は、みなさん若返られます。
あきらめないで、相談してくださいね。
中高年の矯正治療は、アンチエイジングの切り札です
子どもの皆さんは、ご両親の歯がおかしいな。と思ったら、アドバイスしてあげてくださいね
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最近、歯が動き出したんですけど。。。
中高年になって歯周病が始まると、歯の位置が変わってきます
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舌や口唇の癖のある人は、若い頃から、毎日少しずつ動いていて、歯周病が始まると加速化します。
物は倒れだすと、より小さな力でも大きく倒れるようになるので、どんどん加速します。
”近くの歯医者さんに相談したんですけど、しかたがないって言われました。”とか、”前歯の隙間なんか、誰も気付いてないから気にしないようにって言われました。”とか、、、、
そんなことはありません。
:軽度であれば、正しいブラッシングで歯周病を改善するだけで、治ることもあります。
:矯正治療で歯並びを正しくして、咬む力によって、歯が倒されることのないようにできます。
:舌と口唇の位置、使い方を練習して、悪い方向へ歯が動くのを止めることができます。
気が付くのが早いほど治すのも簡単なので、おかしいな。と思ったら、悩んでいないでご相談くださいね。
アンチエイジングの矯正歯科版でした。