スタッフのブログでも紹介されていましたが、イノウエ矯正歯科の七夕かざりをご紹介しますね。
あまりうまく撮れてないけど、素敵なんですよ。
”きれいな歯になりますように。”とか”25m泳げるようになりたいです。”とか、みんなが願いごとをいっぱい書いてくれています。
その横には、イノウエ矯正歯科の折り紙名人のO衛生士が、きれいな飾りを折って、飾ってくれています。
みんなありがとうね
Blog
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アドバイスだけで治る?
アドバイスだけで不正咬合が治るというのは、最小限の介入の最良の治療だと思っています。
人間の歯は、通常はちゃーーんと並ぶようにできているのです。未開の地に住む原住民に不正咬合は、ほとんどないそうです。文明の影響を受けると、虫歯や不正咬合が出現する。ということは、アメリカのプライスという先生が、世界じゅうを回って調査されて、報告されています。
ヒトは元来動物なのですから、自然に近い食生活をすることが、体の発育には良いのは当然ですね。特に、成長発育期の子供達には、原住民のような食生活させてあげてほしいと思います。具体的にどうするの?となると難しいのですが、柔らかい加工食品ばかりではなくて、噛み応えのある栄養に富んだ食品を選びたいですね。
HPにも掲載していますが、両方の歯でしっかりかんで食べる。口を閉じて、鼻で息をする。姿勢、舌の位置に気をつける。といったアドバイスと簡単な練習だけで、小さなお子さんなら、不正咬合が治ってしまう場合もあります。
アドバイスだけで治る。ということは、ちょっと気をつけるだけで防ぐことができる不正咬合がある。ということです。子供の健全な発育を引き出してあげられるよう、気をつけていきましょう。
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永久歯がはえ揃ってから?
昨日の新患さんのお母さんから、”矯正相談は、永久歯がはえ揃ってから。。と思っていたのですが、そうではなかったのですか令”と質問されました。
ときどき、そうおっしゃるお母さんに出会います。一般歯科の先生に言われたり、なんとなくお母さん方の間で、そんな話がふわふわ飛んでいたり、のようです。
そうではなくて、なんだかヘンだな?これでいいのかな?と思ったら、早めに、矯正のご相談を受けてみられることをお勧めします。過介入はマイナスですが、早い方が治しやすいことが多いのです。遅くなると骨格性のコントロールが難しくなったり、不正咬合によるマイナスが大きくなっていたりします。
開始の必要がなければ、過介入を避け、観察を続けます。少しでも自然治癒の可能性のある患者さんには、開始はお勧めしません。イノウエ矯正歯科には、観察のまま、あるいはアドバイスだけで順調に進み、矯正治療なしに無事成長されたお子さんもおられます。
永久歯がはえ揃うまで待つのではなく、早めに相談にいらしてくださいね。 -
6万円と60万円
昨日来られた新患の患者さんのお母さんからのご質問でしたが、「矯正って、6万円だった。という人と、60万円だったという人と、なんで一桁も違うのですか令」
そうですよね。なんで令って思いますよね。きっと、費用体系が違うのでしょうね。どこまでの治療費か?ということをよく聞くことが大切ですよね。それから、同じ60万円でも内容が違うこともあるでしょうね。
これは、矯正だけでなく、どの業界にも言えることだと思いますが、特に、矯正はバラツキが大きいかもしれません。
きちんとした検査を行い、問題点をすべてリストアップし、レントゲン分析、模型分析などを行い、患者さんにわかりやすく説明し、最良の治療方針を患者さんといっしょに決定すること。
矯正だけでなく、予防歯科もきちっとしていて、虫歯ができないように管理してくれること。
ちゃんと責任を持って、大人になるまで診てくれること。
力子ども達の気持ちをひきつけておいてくれること。
曆後戻りがないように、舌や唇の癖についても指導してくれること。
などなど、矯正治療が本当に成功するためには、いろいろなファクターが揃うことが必要とされます。
”本当に成功する”ということは、見た目だけじゃなくて、大人になっても、年をとっても、大丈夫な歯並びを完成すること、患者さんご自身に予防の力をつけていただき、ご自身の歯をいとおしく思っていただけるようになることだと、私は思っています。 -
月星先生のご講演
昨日、豊中市歯科医師会主催の研修会に参加してきました。以前から尊敬している阪大の先輩である月星先生のご講演を無料で拝聴できるなんて。。と、またまた、日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)には直接は関係ないのですが、出かけてきました。”矯正以外のお話を聞くことも大切だ”と常々思っていますが、やっぱり収穫は大きかったです。
月星先生は、外傷歯の治療や歯の移植では世界的に有名な先生で、以前、ヨーロッパ矯正歯科学会の書籍展示スペースをのぞいてみた時には、英語に訳されたご著書だけでなく、他の言語の訳本もあったような。。
先生の治療の基本は、最小介入の最大効果。ヒトの持つ治癒能力を最大限に発揮できるような歯科治療を常に探求されておられます。時に、歯科の常識をくつがえすような治療でも、論理的に考え、実行されて成果をあげておられます。
私も医療の介入は最小であるべき、と常に考えていますので、月星先生のお考えがすんなり入ってきました。専門分野は異なるけれども、治療の考え方や進め方が、とても参考になりました。
理論に基づく医療、鵜呑みにしない医療を、最小の介入で行い、患者さんに最大の利益をもたらすべき獵という基本的考え方を、再確認できました。がんばらなくっちゃ
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寝ている間に済む手術
扁桃腺肥大がアゴの発育に大きな影響を及ぼしていることがあります。Sちゃんもその一人で、あまりに扁桃腺が大きいので、市民病院に、扁桃腺摘出術の相談に行っていただくことになっていました。でも、Sちゃんは嫌そうで、お母さんもそのSちゃんの様子を見て、かわいそうだから、、と消極的なので、ちょっと心配していました。
そのSちゃんが、昨日おみえになったのですが、お母さんもSちゃんもとても笑顔で、夏休みに手術をしていただくことに決まりました。ってお答えになるので、びっくりしていると、耳鼻咽喉科の先生から「寝ている間に終わってるから。。」と言われて、Sちゃんが笑顔で了解したそうです。
そうか。。寝ている間に終わる治療って、そう意味では、楽なのかも令とふと、矯正治療と比較していました。矯正治療は、患者さんと矯正歯科医とか、長期間、二人三脚で進めていく医療なので、簡単そうに見えますが、ある意味、とてもたいへんなのです。「子供が嫌がって行かなくなったので、昔、近くの医院で矯正をしたけれども治っていません。」と再治療の相談に来られるお母さんとお子さんがおられます。
矯正治療の開始は簡単ですが、結果を出すこと、その後、その結果を維持することがとても重要です。安易にスタートすることのないよう、治療が終わった人からの情報を集めて、この診療所でこのドクターといっしょなら、がんばっていけるぞぉ。。という気持ちをしっかり確認して、開始を決めることが大切ですね。 -
患者さんのお父さんの矯正の話
今日の診断の患者さんは大学院生のAさん。レントゲンを診ながら歯根吸収の説明をしている途中で、「父は、矯正をしたけど、歯周病で歯がほとんどないんですが。。。」と心配そうに質問をされました。お父様は、50代後半とのことでした。それはそれは、お気の毒なのことですが、お父様が矯正治療を受けた頃は、矯正治療のレベルが全体的に低かったこと、矯正治療前にしておくべき歯周病に対する処置、矯正治療中の注意、治療後の対応が充分ではなかったことが理由として考えられるとご説明しました。歯周病のリスクは遺伝的な要素も強いので、Aさんも心配ですが、歯周病の処置を行ってから、歯周病に配慮した正しい矯正治療をして、メインテナンスを続ければ、そのまま放置するよりも歯周病で歯を失うリスクを大きく下げることができますとご説明しました。でも、いい加減な矯正治療をすれば、それはかえってAさんのお父さんのように、リスクを高くすることもあるんだよなぁ。。。矯正治療もやり方ひとつで、凶器にもなりえるんだよなぁ。。って、実感させていただきました。
凶ではなく、吉となる矯正治療となるよう、慎重なスタートが大切ですね
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There is no easy case!
”簡単な症例なんてひとつもない獵”この言葉は、私が若い頃、アメリカ人の矯正医アレキサンダー先生から聞いた言葉です。そのとき、私は”ふーーん。そうなの。”ぐらいにしか思っていなかったのですが、矯正臨床28年が過ぎた今は、”その通り”とつくづく思うのです。
今日も患者さんとお話ししていたのですが、”簡単に治せますよ。”と言われるとそちらに惹かれるとのことでした。”なるほど、そうなんだろうなぁ。。”って思います。私も若い頃は、”歯を押すか引くかすればいいんだから、矯正は簡単獵”なんて、とんでもないことを思っていましたが、今は、矯正治療の奥深さを感じる毎日であり、こんな症例は、こういう点とああいう点に気をつけないと。。。簡単そうに見えて、歯を安易に抜歯するとエライ目に合うんだよなぁ。。なんて、初診相談の時には、頭をフル回転させて、あらゆるリスクをリストアップして、それらをふまえながら、ご説明しています。
そして、顔の横からと前からのレントゲン写真、歯や顎関節のレントゲン写真と模型、虫歯になりやすさや歯茎の状態、舌や口唇の動きなど、すべてを診査したうえで、最も適した治療方針を選択します。歯科矯正には、その能力が問われるのです。
最近、”簡単”とか”早い”とか、、、そう言った宣伝文句が流行っているようですが、矯正治療開始時には、セカンド、サードオピニオンを聞いて、慎重にスタートしてほしいと思っています -
医療再生
久しぶりに重ーーい内容。朝日新聞のあしたを考えるというコーナーに、医療再生が取り上げられ、英国の改革の例が紹介されていた。一時期は医療崩壊に直面していた英国が、今再建を果たしているそうだ。
英政府は病院の質や患者満足度などを評価する第三者機関「保健医療委員会」を立ち上げたとのことである。英国のシステムの詳細はわからないが、広告の色合いが強く信頼性の低いインターネットからの情報やランキング本で、患者さんが翻弄されている日本でも、きちっとした評価が行われて欲しいと思う。アメリカ人で日本に住む友人が、”日本は優秀な医師をみつけるのが難しいシステムになっている。”と言っていた。ドイツで目の手術を受けた友人は、”ドイツだったから、優秀な医師にめぐり合うことが簡単にできた。日本だったら、たいへんだったと思う。”と言っていた。それぞれの国の医療体制には長所と短所があって、いちがいにどこがいいとは言えないだろうが、日本でも安心して医療が受けられる環境が、早く整備して欲しいと思う。
矯正治療の分野でも、いろいろと問題が山積している。専門医制度も3つの学会の争いが原因で、公にはスタートできない状況が長く続いている。そのために患者さんは、安心して治療してもらえる矯正歯科をみつけにくい状況になっているのが残念だ。早く解決して、正しい矯正治療を受けられる環境が整備されることを願うばかりだ。 -
鹿児島は青空でした!
大阪がどしゃぶりだったという木曜日、鹿児島には青空が広がっていました。私たち青空シックスは、城山観光ホテルの藤棚の下に、場所を陣取って、桜島を眺めながら、さわやかな風に吹かれながら、ミーティングをすることができました。携帯で撮ったのでイマイチですが、桜島の写真を紹介します。
ブーゲンビリア劣が普通の家の軒先に咲いていたり、市営駐車場で満開だったり、南国のすばらしさをいっぱい感じて、元気になって帰ってきました。
タクシーの運転手さんが、ダイバー兼、観光ガイド兼の方で、鹿児島にまつわる珍しい話をいろいろと教えていただくことができました。メモってきましたので、また、ゆっくりご紹介させていただきたいと思っています。