今年の夏休みは、たまっている仕事を片づけながら、ときどきオリンピックの応援をしながら、夕方ちょこっとテニスに行ったりしながら過ごしています。
7日木曜日から14日木曜日までの夏休みなので、15日、16日は診療します。どこか痛いところができてしまった人は、15日に診察することができるので、連絡してきてくださいね。
旅行に出る夏休みもいいけれど、家でのんびりする夏休みもまんざらでもないなぁ。。って思っています。
残りの2日間、お墓まいりなどしながら、15日からの診療に向けて、エネルギーを充電しておきますね。
Blog
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夏休み
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抜歯して治療してよかったのでしょうか?
昨日、アメリカで娘さんの矯正治療を済ませた後のフォローをしてほしいというお電話がありました。
その時に、お母さんからこんな質問を受けました。
「アメリカだったので、なんのためらいもなく、抜歯して治療を受けたのですが、抜歯してもよかったのでしょうか?井上先生は歯を抜いて治療を受けたとHPで読みましたが、今も大丈夫ですか?」
私はお答えしました。
「抜歯してきちんとした治療を受けることができれば、何の問題もありません。もちろん、抜かない治療を第一に考えますし、強く非抜歯をご希望される場合はできるだけご希望に添うようにしますが、むしろ抜歯した方が良い治療成績が得られると判断した時は、抜歯をお勧めしています。自分の娘も抜歯して治療しました。」
ネット上では、抜歯がよくない。という情報もあったりしますが、11歳で抜歯して治療を受けた私は、その後約40年、15歳で治療した娘は、その後約6年、笑顔自慢(というか、笑ってブチャイクさをごまかしてる?)の母娘は、かたーーいフランスパンを喜んでかじってます。
でも、実際に、他の医院で歯を抜いて治療を受けた人が、上の前歯の角度のコントロールが不十分だったり、奥歯と前歯しか当たらないようなかみ合わせだったりして、顎が痛くなって来院され、再治療をさせていただいたこともあります。
大切なのは、抜く抜かない。ではなくて、ドクターの診断力と技術力なのです。
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子供の矯正治療の続き
お久しぶりです。パソコンの調子が悪く、ちょっとご無沙汰でした。
娘にママのブログは読みにくいと言われた殮ので、もう少し読みやすく、短くしますね。
一つ前のブログの子供の矯正治療の続きです。
以前、二人のお嬢さんのお父様から、
「この子たちは、出っぱが治ったということだけでなく、
”がんばれば、成功する。努力すれば、願いはかなえられる。”ということを、矯正治療を通じて学ぶことができました。」
って、言っていただいたことがあります。
とてもうれしいお言葉でした。子供の矯正治療は常にこうありたい。と思っています。
矯正治療という体験が、単なる歯並びの治療だけでなく、子供たちの成功体験となって、将来、こぼれるような笑顔で思い切り活躍してくれますように
という願いを込めて毎日の診療にあたりたいと思っています。 -
子どもの矯正治療
12月に一般歯科の先生向けの講演の依頼を受け、先ほどその事前抄録を書き上げました。
「子どもたちの矯正治療は、子どもたちの毎日の生活に、そして将来に大きな影響を与える。できるだけ子どもたちの負担が少なく、子どもたちに最大の幸福を与えて上げられるような、そんな矯正治療を子どもたちに提供したい。」
その通りなんです。私も小さい時に矯正治療を受けました。出っ歯&ガタガタだったようです。その当時にすれば良い結果で、笑顔がご自慢の私になれました。主人も矯正治療をしていましたが、不幸にも失敗症例で、ずっと暗い経験を引きずっていたようです。42歳になって再治療をし、今の明るい笑顔になりました。
子どもたちにとって、矯正治療が成功体験となって、健康な歯だけでなく、それ以上のものとなっていくのか、ただただ苦痛として残るのか、その差は大きいと思います。
放置するのもいけないけれど、安易に開始することも同じくらい危険であることを知って、たくさんの情報を集めたり、終了した人からの意見を聞いたりして開始すると安心ですね。
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Aさんの装置がはずれて、感慨もひとしお!
昨日、Aさんの装置がはずれました。装置をはずすときは、どなたの場合でもうれしいのですが、Aさんの場合は特別の感慨がありました。
というのは、Aさんは、小さい頃から矯正治療を受けておられましたが、うまく治っていなくて、私のところへ相談に来られたのです。
「手術でしか治せないでしょう。。。」という私からの説明に、がっかりされ、また、医療への不信感から、開始をなかなか決心できずに、私に何度も質問のメールを送ってきておられました。
そんなAさんが、治療開始を決心されたときには、私にはいつもにも増して、重ーーい責任感のようなものを感じました。
術前矯正が終わって、外科の先生に手術をお願いするときも、どうかうまくいきますように。と祈るような気持ちでした。無事、手術も終わり、術後の矯正治療も順調に進み、安定もよく、手術後最短の6ヶ月で装置をはずすことができました。
午前中に装置をはずして、夕方、リテーナーの装着のために来られたときに、「お昼ごはん。美味しかったでしょう?」ってたずねたときに返してくださった笑顔が、最高でした。おめでとう!Aさん。がんばってよかったね。あなたの勇気と努力の結果です
Aさんの笑顔を見て、私も元気になりましたありがとう -
宝塚の花火
先ほどまで、宝塚の花火を見に行ってました。宝塚クリニックから、宝塚の花火がきれいに見えるんです。毎年、スタッフみんなで、宝塚クリニックに集まって、花火を見ながら、わいわいがやがややってます。
今年は、昨年よりも良かったようです。来年は、患者さんとご家族に来ていただこうかなぁなんて、話し合いました。
限られた人数になりますが、もし、開催することになれば、是非、応募してくださいネ。 -
フロス
イノウエ矯正歯科では、開業後5年目ぐらいから、衛生士が来院の都度、全部の患者さんに、ブラッシングとフロス(糸で歯と歯の間をお掃除すること)をするようになりました。ワイヤーをはずさない場合でも、ワイヤーが入っている下に糸を通して、フロスをします。すごーーく面倒なのですが、うちの衛生士は慣れているので、なんとすばやいこと
リトラックミラーと言って、うちにはデンタルチェアのライトの部分に、鏡がついているので、患者さんたちも、ずっとその様子を見ています。だから、ほとんど新しい虫歯はできないのです。
フロスは予防に欠かせません。歯ブラシよりも、大切ではないかと思うほどです。歯と歯の間から始まっている虫歯をみつけることが、矯正医はとても多いからです。歯を動かした時、乳歯が抜けたとき、矯正のために歯を抜いた時などに、しばしば遭遇します。
まだまだ、日本ではフロスが浸透しているとは言えません。是非、ご自宅でもフロスを使ってみてください。 -
イノウエ矯正歯科の特徴(その7-2:舌や口唇の機能の改善に力を入れています。)
今日は、おとといの続きです。ぼーっとしているとき、舌はどこにありますか令
重量に反して、上あごにひっついていれば○です。
ウソーッ!なんて言われる患者さんもおられます。
そんな患者さんに、舌を上あごにずーっと置いておく練習などをしてもらうのがMFTです。
S衛生士は、アドバンスコースに出席した際、いろいろな舌の動きのお手本がどれくらい正確にできるか?という審査で、見事、ゴールドメダルに輝いたんですよ。いつかご紹介しなくちゃ!
普段の習慣を治すのは本当に難しいのですが、原因となっているものを取り除かなければ、治療後の安定は望めないのは、当然ですよね。
イノウエ矯正歯科では、みんなでいっしょになって、舌と口唇の機能の問題に取り組んでいます!特徴その7-2でした。
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老化をする動物は3種類
この前の土曜日、阪大歯学部の歯周病学講座(本当はすごーーく長い講座名)の教授である村上先生のご講演を拝聴しました。歯周病患者さんの失った骨を再生するという最先端のお話でした。
難しいお話は別として、その時の先生のお話の中で、興味深い一節がありました。
老化をする動物は3種類。人間と。。。。ペット聾牢と家畜だそうです。
なるほど。。。。
自然界の動物は子孫を残した後は、すぐに命を絶つのです。でも、人間と人間に飼われている動物は、その後も行き続けるので、老化を経験するそうです。
なるほど。。。。
老いていかに生きるか、それが、人間としての真の価値令なんて、考えてしまいました。 -
イノウエ矯正歯科の特徴(その7:舌や口唇の機能の改善に力を入れています。)
イノウエ矯正歯科の特徴その7は、舌や口唇の機能の改善に力を入れています。というお話です。
皆さんは、ご自分の舌や口唇が、普段どういう状態になっているか?なんて考えたこともないと思います。でも、実はこれが、正常咬合の大敵だったりするんです”知らんかった。。。”って驚かれる患者さんが、ほとんどです!
開業した頃は、私もほとんど気にしていませんでした。でも、長年治療を続けていると、
「私はきちんといつもどおりに治療しているのに、、、他の皆さんとなんら変わりなく治療しているのに、、、なんで、この人はうまく治してあげられないんだろう???ちゃんと、治してあげたつもりなのに、なぜ、後戻りしてしまうんだろう???」
と悩んだとき、舌や口唇の位置や動きが問題なんだ!って気がついたんです。
それ以来、イノウエ矯正歯科では、口腔筋機能療法(Myofunctional Therapy)を取り入れてきました。舌や口唇のレッスンです。
アメリカでは、専門の療法士が専門で開業していますので、私は1998年、サクラメントのZickfoose先生のオフィスで、MFTのコースに参加してきました。毎年、東京で、その先生のコースが開かれますので、衛生士を毎年参加させ、診療室ぐるみで、MFTに取り組んで、10年が経過しました。卒業生もたくさん出ました。
続きはまた明日!