今朝のニュースで、広島大学病院で、重病の子どもたちやそのお母さんの心のケアをしてあげているというチャイルドケアなんとか?(正式名称を忘れました。どなたか教えてください。)という方が紹介されていました
手術を怖がる子どもに、「怖そうに見えても、手術着の下は、やさしいお医者さんなんだよ。呼吸器は、息がしやすいように早く治るようにつけるんだよ。」って、かわいいぬいぐるみを使って説明してあげていました
亡くなる直前の子どもを抱かせてあげることにより、お母さんと子どもの心が通うというお話に、朝から涙が出ました怜
とても大切な仕事だと思いました
ふと我に返って、矯正治療だって同じだわ。と思いました
これまでも気を配ってきたつもりでしたが、改めて、しっかり認識することができました
何もわからず、不安を抱いてやってくる子どもたち、我が子のことがゆえに、不安を募らせてしまう母親の気持ちをほぐしてあげられるように、広島大学病院のチャイルドケアなんとかさんのようなアプローチを、スタッフといっしょに、もっと心がけていこうと思いました
Blog
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矯正治療の子どもたちにも!
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キャリア
土曜日の新患の方が、「イノウエ矯正歯科は、先生のキャリアが19年で、認定医・指導医・専門医なので、相談に来ました。」とおっしゃっていました
実は、開業して19年、矯正歯科医として29年なんです
ながっ
でも、私の尊敬する女性歯科医師の先生は現在73歳
子どもの虫歯が氾濫している頃、予防に孤軍奮闘され、今は、あえてチタンアレルギーに対する警鐘を鳴らしておられます
臨床って、キャリアを積んで初めて見えてくるもの、積まないと見えないものってあるんです
それも、一生懸命みつめていると見えてくるもの!があるんです
それらを大切にして、これからもがんばっていきたいな。って思いました -
何歳になっても矯正治療は可能です。
今日の初診相談の26歳の女性の方は、今までずっとかかりつけだった先生から、事情があって、他の先生に変わったとたんに、矯正相談を受けるように勧められたそうです
診ると、上あごが狭くて、歯並びががたがたで、ほとんど噛んでいない状態で、前歯は逆になっていて、削れていて、歯茎は下がりかけていました
間違った位置で噛んでいるので、顎の周りの筋肉も疲れるようでした
前のかかりつけの先生は大人の矯正について消極的だったのかもしれませんね殮
歯医者さんでも、大人になったら矯正治療は無理と思っておられる方がいて、あまり勧めてくださらないようですが、今では、何歳でも矯正治療ができます
そういう私も、以前は、40代の患者さんの歯を抜いて矯正治療を開始するのに、ずいぶん勇気を振り絞ったものでした
宝塚クリニックの患者さんの最高年齢はなんと79歳なんです
きれいになられて、とても喜んでおられました
何歳になっても矯正治療は可能です
いつまでも若々しく、美味しいものをいっぱい食べて、楽しい毎日を過ごすために、あきらめずに、矯正治療を考えてみてくださいね
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矯正治療をする決断としない決断
昨日、30歳の女性が初診相談におみえになりました
出っ歯でかみあわせが深く、将来の歯の健康がとても心配されました
ただ、いろいろと迷うことも多く、開始の決心がつきかねる御様子でした。
30際前後の(アラサーって言うんですよね)女性の方で、ずっと迷っていて、しばらくぶりに再相談を受けられて、「あの時、矯正治療を始めていたら、私、もう終わってるんですよね。。」って、残念そうに言われる方に、ときどき遭遇します
矯正治療をお願いする医院はしっかり選んで、安易に決めない方がいいけれど、矯正するかしないかは、しっかり決めて、するなら早く開始されることをお勧めします。
だらだら迷っていて、何年か後に、「やっぱりしよう、、」なんてことにならないように、「今回開始しないなら、二度と矯正治療のことは考えないぞ。」ぐらいの勢いで、考えていただくことをお勧めしています。
しっかり考えて、やると決めたら、できるだけ良い成績で、できるだけ早く終了できるよう、いっしょにベストを尽くしましょう
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日本歯科医師会雑誌に掲載されました!
私の論文、「子どもの不正咬合」が日本歯科医師会雑誌10月号に掲載されました
一般歯科の先生方に、「子どもの不正咬合」の知識や考え方が、正しく伝わることを願って書きました
子どもの不正咬合の問題点を発見できるのは、毎日子どもたちに接しておられるかかりつけの先生方や学校歯科医の先生方なのです。
不正咬合の芽をみつけることにより、問題が大きくならないようにしてあげることができるのです。
また、残念ながら、間違ったアプローチのために、うまく治療が進まず、悲しい思いをしておられる子どもさんも見受けらますが、そういった悲劇が減ることも願って書きました。
「矯正治療によって幸せになる子どもさんが増えること、間違った矯正治療のために悲しい思いをする子どもさんが減ること」が、私の願いです
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共通語はBroken English
昨日の黒川清先生のお話の続きです
先生は、「世界共通語はEnglishじゃないですよ。Broken English!」っておっしゃいました
なるほど!って、大きくうなづいてしまいました
私も先日、中国での学会に出席したとき、ホントそれを感じていたのです
確かにアメリカの学会へ行くと、米語に圧倒されてしまうのですが、中国に各国から集まってきた先生方と話していると、フランス英語、スペイン英語、タイ英語、中国英語などなどが飛び交い、英語、米語を話す人なんて、ほんのわずかでした。
私はもちろん日本英語!
そこでは、aかtheかなんて、悩んでいる暇ないし、なんでもOK。
学会場では、内容が理解できればいい。伝えたいことが伝わればいい。
パーティ会場では、楽しく会話が弾めばいい。
みんな、完璧な英語なんて考えてなくて、どんどん話している姿を目の当たりにし、中国人がほとんどの会場で、すべて英語で進められる学会に参加して、すぐにジョイントとかなんとか言って、海外からの参加者がおられるのに、official languageを日本語で進行してしまう日本の学会を情けなく感じました殮
これでは、日本がグローバル化から取り残されてしまうのは、私でもわかります。
もちろん、正しい英語が使える方がいいけれど、使えないからといって、無口になったり、日本人だけで日本語ばかり話すぐらいなら、brokenでも、どんどん英語を使ってみよう。
英語はtoolなんだから!って、自分自身に言い聞かせて、がんばるぞ
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黒川清先生にお目にかかってきました!
憧れの黒川清先生にお目にかかってきました!
まず、第一印象、壇上へ上がられるときのステップが軽やか!
机の上に配られていた経歴を読んでいて、思っていたより御高齢なんだ。。。と驚いて、御講演の前に、自分の中で、”御高齢モード”にスイッチを少し切り替えたのですが、壇上に上がられた先生のお姿を拝見して、再び、元に戻しました。
ピンクの半そでシャツで、大きな動作で、若者を前に熱く語る先生は、若々しくステキでした。
外に出ろ!内向きはやめろ!できない理由を探す前に、一歩前に進め!
今日の会場の学生は、医学系でなかったので、世界の政治や経済の変化をどう捉えて、今の日本の若者はどうすべきか、何が今の日本に欠けているのかについて、本業はお医者さんであったことを疑いたくなるようなお話ぶりでした。
その後の懇親会で、勇気を出して、本にサインをいただきに行ったら、なんと「”明日、僕の話を聞きに行く”とブログに書いていたのはあなたですか?」と聞かれて、びっくりするやら、うれしいやらで、真っ白になり、思わずツーショットをお願いしてしまいました。
こうやって、超多忙な毎日にもかかわらず、世界中から、大きな問題からささやかな事柄まで、いろいろな情報を集めておられるのだなぁ。。と、実感した次第です。
私はもう若くはないけれど、ささやかでも、私なりに、グローバルな活動を続けていこう、そして、これからの若い人たちのグローバルな活動をバックアップしてあげよう、と思いました。
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明日は黒川清先生のお話!
黒川清先生は、東京大学医学部を卒業されてから、アメリカで研鑽を積まれ、教授までなさり、日本に帰られてからは、日本学術会議の会長をされたり、内閣特別顧問をされたり、、、、
黒川先生のご著書を読ませていただいては、そのグローバルな考え方に感動し、尊敬の念を募らせていました。
明日、大阪で開かれる若い人材を育てる会で、講演をされると聞いて、一度ダイレクトに先生のお話を伺いたいと思い、出かけることにしました。
今も、黒川先生の本を少し読み返していましたが、若い人たちに是非、知ってもらいたい考え方がいっぱい詰まっていることを再認識していました。
これから優秀な医師、歯科医師を目指す人は、是非、黒川清先生の考え方に触れていただきたいと思いました。
明日が楽しみです
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近畿臨床矯正歯科医会の大会に出席してきました!
今日は、近畿臨床矯正歯科医会の大会に出席してきました
近畿地区の矯正歯科の臨床医の集まりです。
この会の特徴は、大会に出席するためには、必ず、自分の治験例を2例持参しないといけないのです
ただ、講演を聴くだけでなく、持ち寄った症例を見ながら、お互い勉強しあえる。というのが、この会の大きなウリなのです。
ウリである反面、症例報告をするには、たいへんな労力が必要ですし、みんなの厳しい目にさらされるわけですから、結構、気合が必要です
でも、そうやって切磋琢磨して、臨床のレベルを上げようというのが、この会の目的で、その意志に賛同するメンバーが、まじめに、(本当にみんな症例を見る目が真剣なんです。。。)毎年、症例を持ち寄って、研鑽を積んでいます
あーっ、しんどかった。。。でも、いっぱい新しい情報もゲットできたし、勉強になる症例もいっぱい見ることができました -
お父さん、お母さんも矯正治療をあきらめないで!
今日の初診の最後は、小学3年生のRちゃん
お母さんといろいろとお話している間に、途中から、40代のお父さんのガタガタの歯並びに、歯周病が始まって、たいへんなことになってきている。というお話に。。。
聞くところによると、もうあきらめムード
でも、私は、是非、あきらめないで矯正治療に挑戦してくださいとお話しました
イノウエ矯正歯科では、一度あきらめかけた矯正治療を、40代、50代になってから、始められる方が結構多いのです
歯の大切さを本当に感じ始めた世代は、ある意味での矯正適齢期ではないでしょうか
Rちゃんのお父さんも一度初診相談を受けてくださるといいな。と思っています
お父さん、お母さん、矯正は子どものものとあきらめないで、お口の健康に裏打ちされた華麗なる老後のために、是非、ご検討くださいね