カテゴリー: 日記

  • シンガポール矯正歯科医会の大会に参加してきました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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    3月末、シンガポールの矯正歯科医会の大会に参加してきましたnote.gif

    世界的に著名な講演者がたくさん呼ばれていたことと、日本臨床矯正歯科医会の国際渉外理事として、参加する必要性があったことが、参加理由です。

    日本の矯正の団体から参加したのは、初めてだったようで、とても喜んでくださいましたhappy01.gif

    今回強く感じたのが、シンガポールはアジアのまんなか!

    多くの海外からの先生が集まっていました。

    その時の写真の1枚ですが、向って左端から、マレーシア、シンガポール、タイ、日本、アメリカ、タイ、日本、メキシコ!

    他にも、インドネシア、スリランカ、インド、ベトナム、香港、台湾と、多くの先生方とお友達になりました。

    それに対し、日本は、極東で極北!

    島国なので、どうしても、”ひきこもり”がちなのですが、他のアジアの人たちは、頻繁に交流しあって、仲良くされているようでした。

    私たちも、もっともっと仲間入りしていきたいな。いくべきだな。と感じましたheart04.gif

  • 講演ダブルヘッダー

    お久しぶりです。なんと月日の流れることの早いことか!

    2月28日木曜日、なんと、講演のダブルヘッダーでした。

    遠く、青森や沖縄、海外にまで講演に行ったことはありますが、1日2つは初めてでした。

    3:00からは、箕面市立小中学校の養護の先生方に、子どもたちへの喫煙防止のお話をさせていただきました。

    タイ保健新興財団の喫煙防止用You tubeも紹介しました。

    何度見ても感動します。

    を是非、チェックしてみてください。

    6:30からは、子育て支援関係の方々に、「育児環境と不正咬合」というタイトルで、不正咬合の予防についてお話してきました。

    「正しい機能の発達があってこそ、正しい形態が育つ」というのが、私の持論です。

    以前から、「未開の地の原住民には、不正咬合はなかった。」というPrice先生の調査結果を用いて、説明してきましたが、その食べ物・食べ方を目の当たりにすることのできるビデオを手に入れたので、みなさんに紹介しました。

    NHK制作の「日本人イヌイット」の中にでてくる、5歳の女の子が、手づかみで鳥の酢漬けを丸ごと食べるシーンです。

    「人間はもともと、動物である。」ということを忘れないで、子どもたちをたくましく育てたい。そうすれば、不正咬合の発現率も抑えることができる。というお話をしてきました。

    このビデオも感動します。是非、チェックしてみてください。

  • みんなをタバコの害から守りたい

    昨日の日曜日、秋晴れの絶好の行楽日和の中coldsweats01.gif、私たち池田市禁煙推進ネットワークは医療者向けの研修会を開催しました。

    市立池田病院の呼吸器内科の橋本先生をお招きして、喫煙者をどうやって減らしていくか?体系的にお話いただきました。

    その後、懇親会を開催しましたが、そこで、イノウエ矯正歯科の住友から、思いも寄らない発言が、

    「うちの2人の男の子のサッカーチームのコーチは、平気で、学校のグラウンド内で、子どもたちの前で、タバコを吸っているのが心配だ。」

    と言うのですcoldsweats02.gif

    池田市は公立園小中学校は、敷地内全面禁煙になっていますが、川西市はまだだそうです。

    池田市禁煙推進ネットワークの存在が、学校敷地内禁煙に一役かっていたとすれば、うれしいことです。

    また、「非喫煙者が、喫煙者に対して、へんな優しさがあるのでは?」という声も聞かれました。

    そう、吸わせてあげる事は、本当の愛ではないのです。

    禁煙するように応援してあげること、タバコの害から守ってあげることが、本当の愛だと思いますheart04.gif

    ときどき、沈みそうになる禁煙ネット号なのですが、がんばって航海を続けていきたいと、あらためて思いましたnote.gif

  • 子育て支援の講演会

    池田市の小さな子育て支援の会(はぐはぐ)に入って活動し始めていますnote.gif

    助産士さんが中心になって、活動をしている会です。

    私はまだまだ何もできていないのですが、来年2月28日(水)6:30から、池田市の総合福祉保健センターで、講演をさせていただくことになりました。

    これまで、一般歯科医の方にお話していたような内容を、クインテッセンス社から出版した”歯育て支援のQ&A”に書いてあるような内容を、子育て支援者向けに行います。

    ちょっとした注意で防げる不正咬合があるのです。

    お母さん方に伝えて欲しい知識を、お伝えしたいと思っています。

    よろしかったら、是非、ご参加ください。

    池田市以外の方でも参加できます。

    お待ちしております。

    詳細はこちら!

    子育て支援関係者向け研修会のご案内 24年度 最終

     

     

  • 子どもの出っ歯さんの治療は有効

    昨日、近畿北陸地区対象に、兵庫県歯科医師会で、日本歯科医師会の生涯研修事業の講師としての講演をしてきましたnote.gif
    遠く奈良の方からも来てくださった方もいらっしゃいました。
    後天的原因で生じる不正咬合は、周りの大人が気をつけてあげることで、予防することができる。という内容の講演です。
    主人と娘も聞いてくれました。
    ちょっと早口だったと言われましたが、内容に関しては、二重丸をくれました。
    会場でも、話題になったのですが、アメリカの大学の有名な先生が、「子どもの出っ歯さんの一期治療(子どもの頃からの治療)は、有効ではない」という結果を出しているのですが、イノウエ矯正歯科では、じゅうぶん良い成績を出すことができているということですhappy01.gif

    違いは、”愛とMFT(舌や口唇の癖を取り除くレッスン)”!

    まず、”愛”!

    一期治療の出っ歯さん用の装置は、取り外しができるタイプがほとんどなので、子どもたちが一生懸命使ってくれるかどうかで、成否は大きく分かれます。

    イノウエ矯正歯科で、子どもひとりひとりが、スタッフや私から、愛を乗せて装置を渡され、来院の都度励まされるのと、そうではないのとは、効果に差が出てもおかしくはないと思われます。

    次に”MFT”!

    イノウエ矯正歯科でMFTを始めて20年近くになります。

    出っ歯を悪化させる口唇や舌の癖を取り除きながら装置を使うのと、そうでないのとでは、結果が異なるのは当たり前でしょう。

    娘が一言!エビデンスを出せば!

    愛を客観的評価するのは、難しい。。。うううんんん。

    でも、アメリカの偉い先生がなんとおっしゃられようと、私は、これからも、子どもの出っ歯ちゃんを治していきますheart04.gif

    もちろん、受け口ちゃんもheart04.gif

    みんないっしょにがんばろうねheart04.gif

  • フッ素のMLに朗報が!

     今朝、メールを開けてみたら、下記のようなうれしい投稿が。。
    一般の新聞社の新聞記者の方が書いてくださったのだと思うと、うれしくてなりませんhappy01.gif
    できるだけ多くの人に読んでいただきたいなと思い、御紹介させていただきます。

     

    社説:歯と口腔健康条例 県民運動で健康長寿を

     9月秋田県議会で議員提案による「歯と口腔(こうくう)の健康づくり推進条例」が成立、10月に施行された。歯と口腔の健康は栄養バランスの取れた食生活を可能にし、生活の質の維持につながる。高齢者の認知症や誤嚥(ごえん)性肺炎を防ぐ効果もあるとされる。条例施行を機に県や市町村、医療保健関係者、県民がこれまで以上に歯と口腔の健康づくりに向けた取り組みを進め、県民運動として盛り上げていきたい。

    同様の条例は新潟県が2008年に初めて制定して以降、全国に広がっており、本県は28例目となる。基本理念には県民が歯と口腔の健康づくりに主体的に取り組むことと、効果的な保健医療サービスを受けられる環境が整備されることを掲げた。また、子どものフッ化物洗口(うがい)推進や、歯周病対策、歯科検診の充実など13項目を基本的施策として挙げている。

    条例は歯と口腔に関する本県の実情に合わせて、県の施策の方向性を明確化していることが特徴と言える。

    本県は全国と比べ、子どもの虫歯が多い。06年度の調査で12歳児の虫歯は平均2・4本。11年度は1・8本に減ったものの、全国40位だった。トップの新潟(0・6本)とは大きな開きがある。

    県は既に虫歯予防に効果が高いフッ化物洗口を幼稚園・保育所、小中学校などで推進しており、昨年度は全施設の半数近い381施設が取り組んでいる。これをさらに広げることも大切だが、より重要なのは子どもたちが歯についての正しい知識を持ち、バランスの取れた食生活や歯磨きの習慣をしっかりと身に付けることだろう。それが大人になってからの虫歯、歯周病の予防につながるからだ。

    80歳になっても自分の歯を20本以上残す「8020運動」が展開されている。本県の達成率は昨年調査で35・9%と、全国の38・3%を下回る。また10年度の肺炎による死亡率は10万人当たり143・1人で、全国で3番目に高かった。高齢者はのみ込む力が弱くなり、誤嚥性肺炎を起こしやすいことも影響しているとみられる。何でも食べられる歯を維持し、口腔内を清潔に保つことは健康寿命を延ばす上からも不可欠だ。

    県は4月、健康推進課内に口腔保健支援センターを設置。4人の歯科衛生士が、希望する幼稚園・学校や高齢者施設を訪問して洗口、歯磨き、口腔ケアなどの指導に当たっている。全県をカバーしてきめ細かに対応するには、県・市町村や歯科医師会などが連携し、さらに体制を強化する必要があるだろう。

    歯と口腔の健康は個人の生活の質を向上させる。健康長寿者が増えれば、医療・介護のコスト抑制や、社会の活力づくりも期待できる。全国に先んじて少子高齢化が進む本県だからこそ、子どもばかりでなく、成人、高齢者も含めて歯と口腔の健康を守りたい。

    (2012/11/18 付)秋田魁新聞
  • amazonから自分が書いた本が!

    amazonを利用して本を購入している方は多いと思います。

    「この本を買った方は、こんな本も買っています。」と、関連の本が表示されるので、便利だな。すごいな。なんて、思って利用していましたが、なんと、昨日は、「井上裕子様へおすすめの商品」として、私の著書である「どうしてむし歯になるの」が、紹介されてきて、びっくり!

    きっと、これまで私が購入した本から割り出されて、紹介されてきたのでしょうから、検索機能の的中のすごさに驚くと同時に、ちょっと間抜けな感じがして、面白いなと思いました。

    著者は自分の本は、買わないでしょう。。。。

    でも、著者が一番、みんなに読んでもらいたいと思っている本ということは、著者が一番選択するはずの本になるわけですから、当たっているんですよね。

    11刷まで増刷されたのですが、シリーズ本の1冊目として出されているために、今後は増刷されないそうです。

    amazonには在庫があるってことなのかな。

    よかったら、買ってやってください。

    自分で言うのもなんですが、子どもたちに虫歯予防を教えるのに、とても良い本なんですよ。

     

     

     

  • お母さんの矯正治療

    昨日、T君のお母さんが初診相談におみえになりました。

    大人も矯正治療ができることを御存じなくて、お子さんがイノウエ矯正歯科で治療を始めるようになって、大人もできることを知ったので、相談に来ましたとのことでした。

    なんと、残念なことに、7月にお子さんの初診相談だったのですが、その1ヶ月前の6月に、矯正すれば抜歯することになる4番目の歯に、10万円もする白い歯を入れてもらったとのことでした。

    さらに、残念なことには、若い時に、「きれいになるから」と言われたので、お願いしたところ、前歯を4本削られて、人口のかぶせ物を入れられてしまった。とのことです。

    大人の矯正治療は、まだまだ、認識度が低いようですが、御自分の歯並びが気になるお母さんは、削って治してもらうのではなく、まずは、日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)に御相談ください。

    ご自分の歯を削ることなく、自然のまま、正しい歯並びにすることができる矯正治療の良さを、もっとみなさんに知ってもらいたいと思いました。

  • うれしいアンケート結果

    今日は、ダンナちゃんのお誕生日wink.gif

    ちょっとおしゃれなメニューで、二人だけのミニパーティのつもりだったのですが、娘から、8時なら帰れると連絡が入ったので、それまで待つことにしました。

    ちょっとした隙間時間にメールチェックをしていたら、「井上講師の講演内容で特に興味深かった内容は何ですか?」というアンケートの結果が、日本歯科医師会の事務局から届いていました。

    開けてみると、

    ・「小さな負担で大きな効果を」予防的観点の歯科矯正をはじめて聞きました。

    ・正しい生活習慣の重要性

    ・早期に異常を見つけることの重要性

    などなど、中には、井上先生の熱意、なんという回答もあって、とてもうれしく思いました。

    以前のブログでも書いたように、10月11月は特に、2週間に一度の巡業で、お疲れモードだったのですが、疲れが吹き飛びました。

    今週末、兵庫県での講演を終えたら、お役目は卒業。

    あと1回、少しでも兵庫の子どもたちのお役にたてるよう、がんばりますhappy01.gif

  • 矯正治療で泣く人が増えませんように!

    最近、セカンドオピニオンを求められることがしばしばで、先日も、あまりにお気の毒な方がいらしたので、大学病院の外来の先生に御相談の電話をしたところ、大学病院にはもっともっとたいへんな患者さんが、山のように訪れるそうですweep.gif

    以前に比べて、矯正がさかんになっているは、うれしいのですが、矯正治療をした結果泣いている人がたくさんいるというのは、本当に悲しいことです。

    何か理由があって、どうしても治療に限界があった。というやむをえない場合もあるかもしれませんが、インターネットでは、いかにもすばらしい先生のように表現して、実は、全く実力が伴っていない先生。患者さんの言うことを聞いてくれない先生。という例が、いっぱいのようです。

    厚生労働省がようやく、HPの掲載に審査基準を設けたのを御存知ですか?

    医政発0928第1号(医療機関のHPのあり方)

    もし、該当する表現をみつけたら、連絡してくださいとあるので、連絡してくださいね。

    でも、基本はやっぱり、患者さんご自身で、だまされないようにしっかり判断すること。

    矯正が専門性が高いので、専門開業医から選んでいただくのが、安心だと思います。

    専門開業医だからすべてが安心というわけではなく、また、専門じゃないからすべて危ないということもないのですが、確率を考えると、やはり専門開業医の方が安心だと思います。

    人間みんな24時間しかないんだから、インプラントも一流で、歯周病も一流で、矯正も一流なんて、スーパーマンじゃないと無理だと思います。

    私は矯正の一流を目指すだけで、精一杯!

    「そういう井上も、偉そうなことをブログで書いて、だましてんのとちゃうの?」

    と思ってください。そして、調べてください。

    都会では、地元の評判というのは、難しいでしょうけど、どうすればいいかなぁ。。

    そういう場合には、やはり、日本矯正歯科学会の専門医が無難だと思います。

    約10万人の歯科医の中で、今、厳しい試験に合格しているのは、約300名だけです。

    その人たちもすべて安心か言えば、そうではないかもしれませんが、少なくとも、その300人は、あのたいへんな10症例の1回目の症例試験、5年毎の3症例の更新試験の準備のために、睡眠時間を削ってがんばった人ということに間違いないということは言えるでしょう。

    本当に、これ以上、矯正治療でかわいそうな方が増えないことを願ってやみませんheart04.gif