Archive for the ‘日記’ Category
ドイツの子どもになってくれたN君
月曜日, 3月 15th, 2010出っ歯で、噛みあわせの深かった小学6年生のNくん。
検査、診断の結果、機能的矯正装置で、下顎骨の成長促進を図ることに。
この機能的矯正装置というのは、ヨーロッパで発達した装置で、
以前、ドイツから転医してきた患者さんが、「みんな学校でもこの装置をつけています。」
と言ってました。
そこで、Nくんに装置をお渡しするときに、
「学校から帰ってきたらすぐにつけてね。
つけたままでもおしゃべりできるから。
その方が早くよくなるからね。
ドイツのこども達は、学校でもつけているんだって。」
と励ましたところ、「ぼく、ドイツの子どもになってがんばる。」
と返事してくれました。
その通り、がんばってくれたN君は、1年弱で、すっかり出っ歯が治りました。
よくがんばったね!えらいね!
他のお友達も、もし、がんばれそうだったら、Nくんみたいに、
ドイツの子どもたちになったつもりで、がんばってみよう!
松原市歯科医師会で講演してきました!
日曜日, 3月 14th, 2010昨日、松原市歯科医師会で講演してきました。
タイトルは、”子どもの不正咬合”
かかりつけの先生、学校歯科医の先生方に、
子どもの歯並びのこんなところを発見あげてください。
不正咬合の原因になっている癖をみつけて、
アドバイスしてあげてください。
というお話です。
学校の歯科健診でも、顎関節、不正咬合をチェックするようになりましたが、
まだまだ、どういう状態を問題ありとするか、統一できていないというのが現状です。
なかなか定義づけが難しいので、やむをえないという事情もあるのですが、
子どもたちを不正咬合から守ってあげられる歯科医が増えてほしいと願って、
講演してきました。
遺伝的要因はいたしかたないのですが、
”予防は治療に優る”というエラスムスの言葉は、
多くの不正咬合症例にも当てはまると思っています。
お母さん方にも知って欲しい情報です。
ミニコミ誌”with宝塚”に連載していますので、よろしければ読んでみてください。
クインテッセンス社の待合室の雑誌Nico(2009年3月号)にもあります。
松原市の子どもたちが、癖や生活習慣から生じる不正咬合から、守られますように!
チーム力に乾杯!
日曜日, 2月 21st, 2010スケートの高橋選手が銅メダルに輝いた翌日の新聞に、
チーム高橋のことが、掲載されていました。
コーチを中心に、ジャンプの指導の方、振り付けの方、
食事指導の方、トレーナーの方などが力を合わせて、
高橋選手を育ててこられたそうです。
私は、このようなチーム力に、惹かれます。
イノウエ矯正歯科も、チーム力のおかげで、
私の目指す医療が成り立っています。
私一人の力なんて、微々たるものなのです。
みんなで力を出し合うと、それも、違ったフィールドのプロ達が、
一つの目標に向うと、それはそれは素晴らしい成果を生み出せるのだと思います。
高橋選手、おめでとうございます。
チーム高橋のみなさん、おめでとうございます。
そして、イノウエ矯正歯科のスタッフのみんな、ありがとう!!!
矯正治療費のしくみ
金曜日, 2月 19th, 2010矯正治療費って、保険が適用されないので、高額になりますし、
額もさまざまだと思います。
ただ、治療内容もレベルも大きく違いますので、
よく照らし合わせて検討する必要があると思います。
支払い方にもいろいろあって、単一な医療保険に慣れている皆さんには、
不思議に思われるようで、よく質問されます。
支払い方法には、大きく分けて3通りあります。
1つは、大学病院方式
基本施術料というのが20万近くして、装置が入る毎に装置代を払います。
月に一度の調節料も必要です。
もう1つは、トータルフィー方式
装置代から調節料まで何から何まで、全部でいくらという方法。
大学病院方式は、安く終了できるかもしれないメリットがありますが、
いくらかかるのか不安があるかもしれません。
トータルフィー方式は、それ以上増えないので、安心な反面、
払いすぎている場合もあるかもしれません。
そこで、日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)院に多いのが2つの中間方式。
装置代を含んだ基本料という費用と月々の調節料をいただく方式です。
この方式のメリットは、基本料が初めからわかるので、
だいたいの費用の予測がつくことと、
いっしょにがんばれば、調節料も少なくて済み、費用を押えることができること。
だらだらしてしまうと、調節料もかかってしまうので、
イノウエ矯正歯科の患者さんは、みんなすごくがんばって、
できるだけ早く優秀な成績で終われるように、
スタッフといっしょにがんばってくださっていると思います。
ありがとうございます。
中間方式のメリットを生かして、がんばっていきましょうね。