投稿者: maple

  • アットホームな診療所

    今日初診相談に来てくださったAさん。

    帰りがけに

    「先生。ここに住んでおられるんですか?」

    「いいえ。ここは診療スペースだけでいっぱいいっぱいなんですよ。」

    「ふーん。アットホームな感じがしたから、そう思っただけです。。」

    「実は、寝泊りしてたりして。。」 笑

    アットホームな感じがすると表現してくださって、

    とてもうれしく思いました。

    ありがとうございます。

    健康で美しい歯並びを目指して、がんばっていきましょうねhappy01.gif

  • 禁煙の店舗

    今日、テニスのOG会の後、

    箕面市小野原のコメダ珈琲店に行きました。

    私たちが入ろうとすると、

    「また、来るわ」

    と言って、すぐに出て行った二人連れが。。。。

    今日は、完全禁煙の日だったからのようでした。

    お店に方にとっては、愛煙家の方が、帰ってしまわれるのは、

    辛いことでしょうが、

    がんばってほしいと思います。

    完全禁煙の店内で、私たちは、とても快適に過ごすことができました。

    副流煙の害がわかってきた今、

    完全禁煙の店舗が、増えていってくれることを願っています。

    お店の方は、どうしても、愛煙家の方が去ってしまうことによって、

    売り上げが落ちることが心配で、

    完全禁煙に踏み切れないようですが、

    その分、禁煙応援団が、禁煙のお店に出かけて行って、

    愛煙家さんの分を補ってあげたいと思います。

    そのことが、愛煙家の方にも、御自分の健康のために、

    禁煙を考えるきっかけになってくれるといいな、と思いました。

     

  • 不運が、良運を連れてきてくれることも!

    台風から1週間。

    先週は東京で、日本歯科医師会の生涯研修の講師として、講演をしていましたが、

    御存知のとおり、台風のために、飛行機は全て欠航、新幹線もストップ!

    その前の盛岡での日本矯正歯科学会から、4泊5日の日程が、

    5泊6日になってしまい、がっかり。。。weep.gif

    でも、翌朝は台風一過の晴天で、羽田を飛び立つや否や、

    いきなり大きな富士山が!

    何度か見ていたけれど、こんなに間近に見えるとは!

    あまりに雄大な富士山に、日頃の小さな悩みが吹っ飛んだ気がしました。

    台風をちょっと恨んだけれど、台風のおかげですhappy01.gif

    懇親会で、台風になりかわり(笑)、お詫びしてくだった東京都歯科医師会の先生!

    ありがとうございました。でも、いいこともあったので、大丈夫です!

    ”不運が、思いがけず良いことももたらしてくれることがある。”と信じて、みんなでいっしょにがんばりましょうね!

    ということを、昨日おみえになった、障害を持って生まれた新患のMちゃんとそのご家族にも、お届けしたいなと思いました。

  • 前々回、抜歯したのに、全く治っていない患者さんが、

    来院されたことをお話しましたが、

    今日は、明らかに抜歯すべき症例を抜歯せずに矯正しようとして、

    5年間もブラケットをつけたまま、両顎前突、開咬になり、

    最も後ろの歯は、すれ違いのまま、

    途中、顎関節症状も出ていたにもかかわらず、

    なんの対応もなかったという方が、先日おみえになったことを

    お伝えしたいと思います。weep.gif

    抜歯したから、抜歯しなかったから、という問題ではなくて、

    矯正治療には、「開始前の診断、すなわち、現在の問題点と

    その原因を把握することと、その状態に最適の治療方針をたてること、」

    が何よりも重要だということを、患者の皆さんには、

    知っておいていただきたいと思います。

    いつも言うように、”装置や治療テクニックが先にありき!”

    は、とても危険なのです。

    他の疾患となんら変わりなく、

    矯正治療の真髄は、”診断”にあるのです。

    当たり前のことですよねsign03.gif

     

     

     

     

  • 医師をっかり選ぶ

    昨日の”あさいち”(NHKの朝の番組)で、”うつ”の方が、食事療法で治ったということが取り上げられていました。

    医師の指示通りに、お薬を大量に飲んでいたにもかかわらず、どんどん”うつ”悪くなっていたのが、先生が代わった際に、お薬を減らし、食事療法を組み入れることを勧められ、その結果、とてもよくなったというお話でした。

    ”うつ”が食事療法で治るということも驚きでしたが、私は、”先生が代わったら治った。”ということに、感動、共感を覚えました。

    矯正治療の世界だけではなく、医療の世界は、どの分野でも同じなんだって。

    「先生によって、病気が良くなるばかりか悪くなることもあり、治らないと思っていたものが、治ることもある。」

    「医師をしっかり選ぶ」ということが、病気を治したり、自分の体の問題点を改善したりするうえで、必須であることが、再認識できた番組でした。

    私自身、「医師は、しっかり選ばなきゃ!」と、あらためて思いましたhappy01.gif

     

  • 矯正治療のスタートの前に

    イノウエ矯正歯科には、他院で治療してうまくいかなかった方が、

    よく御相談にこられます。

    昨日も、上の小臼歯を2本抜歯して治療したにもかかわらず、

    出っ歯と開咬(前歯がかんでいない状態)が、かなり残っていて、

    再治療をするには手術しかない。という方の相談をしました。

    歯を抜いて治療した後、再治療しようとすると、

    手術を選択せざるをえない場合が多くなります。

    本当に気の毒に思いますweep.gif

    抜歯は矯正治療の選択肢として、重要な手段ですが、

    きちんとした診断、治療方針が確立されていないと、

    たいへんなことになります。

    いつも言うように、矯正は”装置や手段が先にありき”ではないのです。

    不正咬合の実態を把握して、原因を追究した後、目標を設定し、

    その後、目標を達成するために、装置・手段を選択するのです。

    私も若い頃には、それほど、意識できていなかったのですが、

    そのステップをしっかり理解してから治療をスタートすることが、

    とても重要だと思っていますhappy01.gif

  • 土曜日に初診相談に来院されたM君。

    高校2年生で、お母さんといっしょに来られましたnote.gif

    お母さんが、「小学生の頃、私は矯正に連れて行きたがったが、

    本人が嫌だと言っていたので、そのままになって、ようやく

    自分から行きたいと言い出したので、受診しました。」

    とおっしゃってました。

    残念なことに、Mくんは、顔や顎の非対称が著しく、

    手術が望ましい状態になっておられましたthink.gif

    子どもの頃なら、なんとかしてあげられたかもしれません。

    そうなんです。

    もちろん、お子さんの気持ち尊重することも大切ですが、

    一度、相談にだけでもお連れいただければよかったのにと

    残念に思いました。

    放置してもなんとかなる症例と、

    絶対に放置してはいけない症例があるのです。

    お子さんも理由がわかれば、初めは嫌だと思っていても、

    積極的に取り組めると思います。

    適切な治療が適切な時期に受けられるよう、

    気になったら、相談にだけでもお連れいただきたいと、

    しみじみ思いました。

     

     

  • 喫煙防止教育の講演で

    先日、能勢西中学校から依頼があって、中学1年生に、防煙の講演をしてきましたnote.gif

    その際、ずっとうつむいている女子がいて、養護の先生に後から聞いた話なのですが、
    「両親ともに、ヘビースモーカーで、タバコの話を聞けば聞くほど、両親の健康が心配だ。車の中でも両親が吸うので、自分への副流煙の害も心配になる。でも、親はタバコをやめてくれないので、スライドを見るのがつらい。自分は絶対に吸いたくない。」
    と言っているとのことでした。なんと、気の毒な子なんだろう。。って、こういう気持ちの子どもがいることに、気付かされて、ちょっとショックでしたweep.gif
    益々、タバコが憎らしくなりました!
    なんとかしてあげられないのだろうか。。。って、その御両親に、しっかりお話を聞いてもらうことはできないのだろうか。。って、悶々としています。
    なんとかしてあげたいですね。その御両親が禁煙に成功されたら、どんなに素晴らしいことか、と思います。

    そういうご家庭を少しでも増やしたいですね。
    忙しくても、池田市禁煙推進ネットワーク!がんばりますhappy01.gif井上

  • 日本歯科医師会生涯研修の講演が始まりました

    日本歯科医師会生涯研修とは、日本歯科医師会が全国の歯科医師が、

    国民の皆さんに、良質な治療を提供し続けることができるように、という目的で、

    全国の歯科医師会に講師を派遣したり、講演のDVDを作成したりして、

    会員に研修を勧める活動ですnotes.gif

    私は、なんと、2012年度の6人の講師の一人に選ばれ、

    講演巡業することになりました。

    1年間で、6ヶ所の地方を回りますが、先週、埼玉県で第一回の講演をしてきました。

    私の講演の目的は、子どもの不正咬合の発現、そして重篤化を減らすために、

    一般開業医の先生方に知っておいてほしい知識をお伝えすることです。

    不正咬合の原因は、遺伝因子と環境因子の二つがあります。

    そのうちの環境因子は、ちょっとした知識で、防ぐことができますし、

    また、早期に発見することで、重篤化を防ぐことができるのです。

    忙しくてたいへんだけど、子どもたちのお口の健康を守るために、がんばりますhappy01.gif

     

  • 装置がつくまでのステップ

    今朝、初診の申し込みをされてきたお母さんとお話していて、

    ふと気付いたことがあったのですが、

    みなさん、矯正の診療所に行ったら、

    すぐに装置がつけてもらえると思っておられる方が多い。

    ということです。

    そうではなくて、矯正治療は、まず、初診相談one.gif

    よく御理解いただいて、開始の決心をされたら、

    それかから、検査two.gif

    検査結果をもとに、分析、診断、治療方針を立案して、

    患者さんに御説明したり、いっしょに最終治療方針を決定するのが、診断three.gif

    その後、ようやく、装置の準備four.gifが始まって、装置が装着されますfive.gif

    その間に、歯磨き教室がありますし、むし歯や歯周病の治療が入ったりすることもあります。

    なので、夏休みに装置を始めたいと思っておられる方がおられましたら、

    早めに、初診相談、検査を受けてくださいねhappy01.gif