大阪大学歯学部OG会(女子会)
月曜日, 11月 28th, 202211月27日、母校大阪大学歯学部OG会に出席してきました。
上は、80歳の先輩から、下は、4年生の学生まで、およそ40人が、同窓会館に集まりました。
まず、改修工事の済んだ学部棟と病院見学。
卒業してからは、矯正の医局にたまに顔を出す程度で、診療室内を覗くこともなく、まして、他科の診療室の中には、大学に残っている間もめったに入室することもなかったので、とても興味深く見学できました。
特に、口唇口蓋裂の子どもたちと日々向き合っている女性ドクターが説明してくれる内容は、関心させられることばかりでした。
また、口唇口蓋裂センターの部屋の壁が、クラウドファインディングで、とてもかわいらしく出来上がっていて、少し寄付させていただいた私としては、とてもうれしかったです。
見学の後は、お弁当を食べながらの自己紹介&Q&Aコーナー、みんなのさまざまな思いを聞くことができ、とても有意義な時間でした。
中でも、80歳の先輩は、長く障害者歯科の分野で活躍されていたのですが、60歳から開業準備をしていたところ、障害者歯科センターの存続が危ぶまれる状況になったので、存続させるために奔走することになり、無事センターは継続されたものの、自分の開業計画が流れてしまったそうです。
でも、その後は環境保護のボランティアを始め、その分野で本も出版されて大活躍されているとのことで、本当に誇らしく、勇気をいただきました。
また、今、病院長をしている後輩も出席してくれていて、今の阪大病院をより良きものとをするために、厚労省の方々と交渉を続けている様子などを聞かせてくれ、とてもうれしく思いました。
私もいろんなことにぶつかりながらも、なんとか切り抜けてきた自分の体験を通して、後輩たちを励ましてきました。
日本のジェンダー指数が悪いのは有名です。アメリカでも、「女性にはガラスの天井がある。」と言われています。
でも、私をはじめ、みんな若い頃は差別に悩み、悔し涙を流し、「男に生まれたかった。」って思っていたのが、今は、「女に生まれてよかった。仕事をしていてよかった。」って、思えている自分達がいることに喜びを新たにしました。
そんな先輩たちの話を聞いて、若い人たちは、おおいに励まされたようです。
女性が力をつけていくには、女性同士が助け合って、励まし合って行くことなんだなぁって、つくづく感じました。
若い後輩たちが、のびのびと自分の夢を追いかけて活躍してくれることを、応援していきたいと思った1日でした。