安心して矯正治療を受けられる環境を早く
先日、政府が認める日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)制度のない国が、アジアの主だった国では韓国と日本だけだったのが、韓国も昨年制度が確立し、制度の無い国は日本だけになってしまったということをお伝えしました。
海外では、日本人の歯並びが世界一悪いと言われているそうです。
(ちなみに、「英会話の能力が最低だ」と、バングラデシュから来ていた留学生に言われたことがありますが、、もう一つ言えば、禁煙に対する意識もアジアで最低かもしれません。。。。)
確かに、韓国、中国、タイ、シンガポール、マレーシアなど、この10年ほどの間に、矯正治療がどんどん普及しているようです。
最近、イノウエ矯正歯科には、30代40代の女性が、
「ずっと前から矯正治療したかったけれど、どこに行けばいいのかわからなかった。久しぶりに会った友達の歯並びが良くなっているのを見て、教えてもらった。」
と言われて来院される方が続いたので、安心して矯正治療を受けられる環境が整っていないことがいけないんだとつくづく思いました。
一般の方の、矯正治療への関心はどんどん高まってきているのすが、制度がしっかりしていないためもあって、安易な矯正治療、まがいものの矯正治療が流行っていて、「ちゃんと治らない。返金してもらえない。」というトラブルも増え、消費者庁への問い合わせが増えているそうです。
ますます、患者さんの矯正治療に対する不信感が募っていくのではないかと心配しています
早く確かな専門医制度が確立して、正しい本物の矯正治療が安心して受けられる環境が日本にも整うことを、心から願っています
制度が整わない間は、しっかりアンテナを張り巡らして、”本物の矯正治療”が受けられる診療所を探して受診するように気を付けていただきたいと思っています。