イノウエ矯正歯科のウリ:その6かな?
その6は、「院長は患者さんのお口の中を一目見ると、患者さんがんばってくれているか、さぼり気味かが、すぐにわかる。」ということでしょうか
かな?とつけたのは、実習生の日誌の質問によって、気づかされたので、急きょご紹介させていただくことにしたからです。
イノウエ矯正歯科には、衛生士学校の学生さんが、実習に来てくださっています。毎日、実習日誌を提出してもらうのですが、その中に、「裕子先生は、患者さんががんばっているか、さぼっているか、なぜわかるのですか?」という質問がありました。
面白いところに気づいてくれたな。って思いました
そうなんです。日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)は前回の患者さんの口の中の映像を記憶する脳の領域がかなり進化していると思っています。
その状態からゴールに向かうために、ワイヤーを選択したり、曲げたり、患者さんにはゴムをかけていただくようお願いしたりするのですが、それと同時に、次回にはこれぐらいの状態になっているだろうという予測画像を描いています。
1か月後、患者さんのお口の中を診せていただいたときに、その予測画像どおり、もしくはそれよりも良ければ、「すごくがんばってくださったんだな。」ということがすぐにわかりますし、それよりも悪ければ、「さぼってたかも?」ということになるのです。
実習生さんは、患者さん毎に、私が褒めたり励ましたりする姿を見て、不思議に思ったのでしょう。
先日のテレビで、「ロシアのシンクロナイズドスイミングの選手には、血液中の酸素が足りなくなると、脾臓から血液を出す能力が備わっていて、それは長年の進化の結果だ」と説明されていました。
日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)も、”前回の口腔内状態と今回の状態を比較する。”という作業を毎日毎日、何十年も続けているので、その特殊能力が進化していて不思議はないと思っています