イノウエ矯正歯科のウリ:その4
「健康のための矯正治療を第一に考えている。」ということを、その4として挙げたいと思います
「矯正治療は歯の健康ひいては全身の健康のためにある。ステキな笑顔、きれいな横顔は、健康のためにがんばったご褒美としてついてくるもの」とイノウエ矯正歯科では考えていますし、患者さんにもそう考えていただきたいと思っています。
ほとんどの患者さんは、歯並びの見た目が悪いのを治したいという気持ちで矯正歯科に来院されるでしょう。一般的に、矯正治療はルックスを良くするためにするものと捉えられていて、どちらかというと日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)院は医療機関というよりも、美容院や美容外科と同じ範疇に入れられているような気がします。
もちろん、イノウエ矯正歯科でも美しい仕上がりを追及していますが、それは健全な口腔環境と正しい口腔機能に裏打ちされてこそ本物と考えています。
虫歯を防ぎ、歯周病を改善し、顎関節を管理し、口腔筋の正しい機能を獲得して始めて、本当に正しく美しい安定した歯並びが完成します。
矯正装置をつければ、必ずカリエスリスク(虫歯になりやすさ)は上がります。ですから、イノウエ矯正歯科では古くから虫歯予防に取り組んできました。院長は、開業当初北欧から入ってきたカリオロジー(虫歯予防学)をもとに、絵本を出版しています(どうしてむしばになるの/岩崎書店)。再版は確か13刷までいきました。初診患者さんには唾液検査を行ってカリエスリスクをチェックし、虫歯予防教室で理論と実践を学んでいただいています。矯正歯科医院での虫歯予防についての講演は、数え切れないほどさせていただきました。
歯周病に関しては、歯周病専門医の先生の講習会に参加して勉強してきました。重度の歯周病の矯正治療や、歯茎の手術を必要とする症例のために、全国的にも有名な歯周病専門医にパートナーとなっていただいています。
顎関節に関しても、歯型はすべて咬合器というあごの動きをチェックする器械に装着ししていますし、古くから断層撮影用の機械を入れ、現在は、CBCTという3次元で顎関節の状態をとらえることができるX線装置を備えて診査しています。
口腔筋機能不全に関しても、1998年にアメリカの口腔筋機能療法士のオフィスで研修してきました。不正咬合は間違った口腔筋機能が原因となっていることが多いため、その問題を解決せずに矯正治療を行うと、見かけは美しく並んでも正しく咬合させることができません。パッと見は良くても次第に崩れてきます。ですから、その3でご紹介した筋機能療法を1999年ごろより取り入れ、ずっと機能の改善に取り組んできました。たまに、「うちの子は女優じゃないので、そこそこの仕上がりでいいんです。」とおっしゃる方がおられるのですが、女優でなくても100点を目指さなければなりません。限りなく100点に近い歯並びは、装置をはずした後もすばらしい安定を見せてくれますが、そこそこのしあがりですと、1年後、2年後と少しずつ崩れていきます。その安定のためには、患者さんにも口腔筋機能改善にがんばって取り組んでいただく必要があるのです。
より良い結果をすべての患者さんに!というのが、イノウエ矯正歯科の願いです
そのために、より安心安全な矯正治療を!というのが、イノウエ矯正歯科の方針です