専門医更新テストに合格しました!
ご報告が大変遅くなりましたが、11月に開催された日本矯正歯科学会で、専門医更新のための試験に合格しました。
2006年に第1回の試験が行われた時に、全国で約250名が合格し、その後は合格者がなかなか出ずに、まだ309人です。
私は日本矯正歯科学会が専門医制度を作ろうと動き始めたときの専門医検討委員会の委員の一人でした。メンバーは皆、質の高い医療を保証するための制度を作ろうと熱く燃えていましたので、第1回の試験の内容はかなり難しいものとなっています。更新制度も設けなければいけないということで、5年に1度3症例を提示して試験を受けなければなりません。
専門医が専門医を試験し合いますので、更新試験はブラインド方式で、審査中は誰の症例かがわからない状態にして、客観的に審査ができる方式を取っています。
このように優れた制度なのですが、残念ながら他の小さな 矯正の団体でも専門医制度を作っていることもあって、政府公認になっていません。”それでもたいへんな労力を使って専門医試験を受ける” 真面目な日本人のなせる業と思っています。
ご協力いただきました患者さまには、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。