ガンの手術も矯正治療も、1回目が肝心
今朝のNHKのニュースで、「ガンの発生状況とその治療法のデータを蓄積する動きがある」という報道がありました。
その中で、ある患者さんが、
「ガンの手術をよくわからないままに受けて、後の機能障害に苦しんでいる。もっと他の治療法を行っている病院はなかったのか、自分の受けた治療がベストの方法だったのかを、他の患者さんのためにも、調べたいと思っている。そのためにも情報が必要だ。」と言っておられました。
どの病気でも同じなんだと思いました。
先日来より、ブログに書いていますが、矯正治療も同じなんです。
1回目の治療を安易に始めてしまって、おかしいと思ってから、周りの人に聞いたり、調べたりして、そんな簡単なものではなかったことを知って、セカンドオピニオンを聞きに来られる患者さんの数がどんどん増えているのです。
矯正治療が流行ることはうれしいことなのですが、そういう気の毒な患者さんが増えないように、がん治療と同じく、矯正治療もしっかり検討してから、開始して欲しいと思いました。
それから、私たちの方も、もっと正しい情報、患者さんに信頼していただける客観的な情報を発信しないといけないのだと感じましたが、残念ながら、なかなか難しい現状があるのです。
しばらくは、患者さんご自身の賢明な判断力に任されるのだと思います。