矯正治療のスタートの前に

イノウエ矯正歯科には、他院で治療してうまくいかなかった方が、

よく御相談にこられます。

昨日も、上の小臼歯を2本抜歯して治療したにもかかわらず、

出っ歯と開咬(前歯がかんでいない状態)が、かなり残っていて、

再治療をするには手術しかない。という方の相談をしました。

歯を抜いて治療した後、再治療しようとすると、

手術を選択せざるをえない場合が多くなります。

本当に気の毒に思いますweep.gif

抜歯は矯正治療の選択肢として、重要な手段ですが、

きちんとした診断、治療方針が確立されていないと、

たいへんなことになります。

いつも言うように、矯正は”装置や手段が先にありき”ではないのです。

不正咬合の実態を把握して、原因を追究した後、目標を設定し、

その後、目標を達成するために、装置・手段を選択するのです。

私も若い頃には、それほど、意識できていなかったのですが、

そのステップをしっかり理解してから治療をスタートすることが、

とても重要だと思っていますhappy01.gif

Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをつぶやくこのWebページのtweets Googleブックマークに追加

Leave a Reply