予防は治療に優る!をあらためて!
先日、補綴(かぶせ物)専門の先生の講演会で勉強してきたとお話しましたが、
ふと、私が毎日診ている光景と、補綴の先生のスライドとは、
全く異なることに気付きました。
骨がなくなって、抜歯せざるを得ない歯、
かぶせ物がたくさん並んだ口腔内、
それをインプラントや補綴物できれいに治していかれるのです。
一方、イノウエ矯正歯科には、子どもたちや若い人たちが、
予防のために来られますので、
そういう光景はごく稀なのです。
大人の方も、矯正治療の後は、
ほとんど、その状態をずっとキープしていかれます。
乳歯にたくさんの詰め物が入っていても、
がんばって、予防すれば、虫歯のない永久歯列になれます。
先日、臨床実習に入ったばかりの娘が、見学したときも、
いつも大学病院と診ている光景と違う。。。
と、つくづく言っていました。
予防歯科を大切にする矯正歯科医になれて、本当によかったと思うのです。
最近は、不正咬合も予防したくなって、がんばっています。
予防は治療に優る!エラスムスの言葉を大切にしてきたいと、
あらためて思いました