広い視野で客観的に情報を取り入れよう

昨日、テニス日和の日曜日、テニスはせずにweep.gif

1日じゅう真っ暗な講演会場で、勉強してきましたhappy01.gif

阪大同窓会主催の補綴(歯のかぶせ物)のお二人の専門医の咬合の講演会でした。

「矯正馬鹿になってはいけない。補綴の先生方はどういうお考えなのだろう。」と、

補綴の先生のお話が伺える良い機会だと思い、出席してきました。

以前、補綴の世界では、りっぱな咬合器や顎運動計測機器がもてはやされていましたが、

現在は、それは間違っていることに気付かれて、口腔内をしっかり診ることの重要性を

説いておられました。

このことに関しては同意見だったので、安心しました。

矯正の分野でも、いまだに、昔の方法に固執しておられる先生方がおられ、

それはそれは熱心にまじめに取り組んでおられるのですが、

その危険性に早く気付いていただけるといいな。と思っていますweep.gif

そして、改めて残念に思ったことは、

補綴の有名な先生も、矯正治療の目的は、審美的改善がメインと考えておられたことです。

私は、矯正治療は歯と顎の健康のため、審美的改善はご褒美としてついてくるもの、

と考えています。

それから、一人の先生の考えを補綴代表、矯正代表として、聞いてはいけないということです。

同じ補綴でも、顎関節症と咬合に関して違ったお話をされる先生もおられます。

矯正の分野においても同じことが言えるのでしょう。

若い先生方には、広い視野で、客観的に理論的に勉強を積み重ねて欲しいと思います。

「科学的思考とは、鵜呑みにしないこと」

カールセーガンの奥様でもあった女性科学者のアンドルーヤン先生がおっしゃっていた言葉です。

勉強になったこともいっぱいあったので、今日からの診療に生かしていきたいと思いますnotes.gif

せっかくテニスをお休みして、勉強してきたんだからhappy01.gif

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