保健主事・養護教諭夏期研修会での講演
保健主事・養護教諭夏期研修会で、私は、顎関節症と不正咬合について、お話してきました。
顎関節症と不正咬合も、健診に加えられて久しいのですが、軌道にのっているとは言いがたいのが現状です。
不正咬合の問題点を発見してあげることは、その子が大きくなって困らないために、とても大切なことなのです。
小さいときに、対応してあげられたら、外科的矯正治療(骨切りを併用して矯正治療をする方法)を回避できただろうに、顎関節症にならなくて済んだのに、という例がたくさんあるのです。
ですから、もっとわかりやすいシステムを作ることが望まれます。
さらに、受け皿になる矯正歯科のドクター側も、ガイドラインを作って対応する必要があります。
矯正治療には保健が適応されないので、御父兄の方に、そのあたりを御理解いただくことも、重要です。
難しそうだけど、少しずつ私なりの意見を出していってみようと思っています。