小児矯正6(装置の期間)
昨日は、一期治療の期間について、考え方にばらつきがあることをご説明し、イノウエ矯正歯科は一期治療の期間を長く捉えているとお話しました。
そう聞くと、ずいぶん長く装置がついているようなイメージを受けてしまうかと思いますが、そうではなくて、装置を付けて、がんばる期間をできるだけ短くできるよう作戦をたてています。
子どもたちは、装置をつけている期間が長くなると疲れてしまって、矯正が嫌いになってしまいます。
できるだけ短期間に、結果を出してあげることが必要だと思っています。
そして、その後は、生え変わりを観察したり、新しい永久歯の虫歯予防をしていくのです。
夜だけの装置が残る場合もありますが、それぐらいなら、子どもたちも平気です。
きれいになった自分の歯を大切に守り気持ちも芽生えて、歯磨きもちゃんとしてくれます
ときどき、「小さい頃に矯正治療を受けたのですが。。。」といって、おみえになる成人の患者さんがおられます。
お気の毒な気がします
小児矯正も、半年か1年あれば、結果が見えてくるものです。
もし、あんまり改善が見られないようなら、セカンドオピニオンをお勧めします。
子どもたちががんばっているのに、成果が得られないのでは、かわいそうです。
一口に出っ歯、受け口、ガタガタと言っても、いろいろな状態があり、
それぞれの症例にあわせた装置の選択が必要です。
特に、成長発育を利用する治療の場合、タイミングを逸してしまうと残念ですので、注意してあげてください