小児矯正3
木曜日, 5月 20th, 2010小児矯正は、一期治療、抑制矯正、咬合誘導などとも呼ばれています。
小児矯正のメリットは主に、
出っ歯や受け口などの症例において、骨の成長のコントロールが可能となること、
悪い癖が原因になっている場合、その癖を排除して、悪化を防ぐことができること、
歯の萌出の異常を発見して、早期に対応できること
これら3つがあげられるかと思います。
特に、1については、近年、アメリカの大学から、一期治療の有効性は認められないという報告が出て、賛否両論が出ていますが、私は、有効と考えています。
ただ、エビデンスを出すために、大学での研究ように、一期治療をする子どもとしない子どもに分類して、その効果を検証するなどということは、私たち開業医にはできず、証明することができないので、歯がゆい思いをしています。
イノウエ矯正歯科で、一期治療において、良い成績を出すことができている理由として3つあると考えています。
子どもたちががんばってくれていること
取り外しのできる装置を、びっくりするほどがんばってくれる子どもたちがいっぱいです!私の力じゃなくて、子どもたちの力がすごいんです!
装置の効果をマイナスしてしまう舌や口唇の悪い癖を改善しようと努力していること
スタッフの力がすごいんです!
長年の多くの経験により、一期治療用の装置の選択が正しいと思われること
ここでやっと、私の力!年の功!
アメリカの大学のデータをひっくり返すデータを、日本やヨーロッパの国から出せるといいなぁ。。って思います。
一期治療の効果が、よりインパクトのあるエビデンスとして認められるといいなぁ。。って思っています