歯周病と矯正治療は親友
水曜日, 3月 24th, 2010歯周病と不正咬合は、大敵ですが
歯周病と矯正治療とは、親友なんです
歯周病が進むと歯並びは崩れてきます。
歯を支える力が弱くなるので、咬合力や、舌や唇の力に負けて、
傾き始めるのです。
物体はいったん傾き始めると、小さな力でもどんどん倒れてきます。
だから、歯周病になると歯並びがどんどん悪くなるのです。
逆もあります。
歯周病のリスクが高くても、歯並びがよければ、なんとかやっていけるのですが、
歯並びが悪いまま、年齢を重ねて、歯周病のリスクが高くなると、
クリーニングができない、歯と歯の間の骨量が少ないという理由で、
歯周病もいっきに悪くなってきます。
悪循環の関係です
だから、歯周病で歯が動き始めたら、
是非、矯正治療を考えてみてください。
昨日もお話しましたように、きちんと歯周病の管理を行いながら矯正治療をすれば、
歯の移動によって骨が造成され、驚くほどの結果が得られます。
もう、だめかもしれないと思っても、一度御相談ください。
その結果、インプラントや義歯を選択されても、遅くはないはずです。
歯周病患者さんの矯正治療は、まだまだ一般的ではありませんが、
セカンドオピニオンとして、一つの選択肢として、
是非、矯正治療を加えてみてください