インダイレクトボンディング
日曜日, 3月 21st, 2010インダイレクトボンディングって御存知ですか
ブラケットという歯に付けるつぶつぶの矯正装置を接着する時の方法です。
通常、ブラケットは、ひとつひとつドクターが直接フリーハンドで歯に接着していきます。
このインダイレクトボンディングは、そうではなくて、
一度、歯型をとり、模型を作って、模型上でブラケットの位置を決め、
その後、技工操作を行って、ブラケットの位置が正確に位置決めされたトレーを作り、
その後、歯列全体に装着して、一度に歯に接着する方法です。
イメージできますでしょうか?
この方法は、以下のようなメリットがあります。
1)より正確なブラケットの位置決めができます。
2)患者さんの負担少なく、装着できます。
(ダイレクトの方法では、ドクターが患者さんのお口の中で正確につけようとするために、あっちを向いてもらったり、こっちを向いてもらったり、ほっぺたをひっぱったりでたいへんなんです。)
3)チェアサイドでの操作の時間が短く、これも患者さんの負担軽減に繋がります。
ただ、材料代、技工代などに加え、手間ひまをかけますから、経費がかかりますし、
それなりのスキルが必要です。
それがために、あまり普及していないようですし、
別に高額な費用を加算する診療所もあるようなのですが、
イノウエ矯正歯科では、もう10年以上前から導入し、
歯全体にブラケットをつけて治療するすべての患者さんに採用しています。
別料金も加算していません。
私が2度目の矯正治療を開始したのも、この方法の実験台になりかったからなんです
何気なく行われているイノウエ矯正歯科での治療は、
経費がかかっても、より良い方法を採用しているんだよ。
ということを知っていただければ幸いです