矯正治療中のセカンドオピニオンについて

 最近、矯正治療中だけどセカンドオピニオンを聞きたいという方が増えているように思います。
 できれば、転医したいと思っていらっしゃるのでしょうか。
 でも、理由が何にせよ、転医は患者さん方が考えておられるよりも、はるかに難しいということを、知っていただきたいと思って、ブログに書くことにしました。
 たとえば、がん治療の場合、もし、他の病院に移ることになったら、治療費はおそらくほとんど1からになると思うのです。
 矯正治療も、継続だから費用は続きで、という訳にはいかないのです。
 前の先生が多めに返金してくだされば良いのですが、そうはいかない場合が多く、かといって、次の先生にとっては、ほとんど新患同様ですから、通常の費用が必要となることが多いのです。
 となると、患者さんが+αを負担するか、後の先生が、ボランティア感覚で安く費用を設定してさしあげるかのどちらかになります。
 私はこのジレンマにいつも悩んでいます。
 子どもの矯正治療の開始時期を逸しないようにするのは大切ですが、安易な気持ちで始めないように、スタート前に、よく考えて、スタートしてください。
 医療の広告規制が緩和されて、ネット上での派手な広告もOKになっているにもかかわらず、消費者センターは介入できないので、クーリングオフなどもありません。
 患者さんご自身が賢くなるしかありません。
 しっかり情報を集めて、しっかり検討してから、開始してください。
 埼玉のNさんも読んでくださっているかもしれませんね。
 私が東京方面の先生を御紹介するのは、そう簡単ではないことがわかっていただけるかと思います。
 子どもさんの矯正治療が無事終了されることを祈っています。
 
 
 

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