本当の矯正治療ってどんなもの?その1:初診相談
最近、ネット上に矯正治療の情報がいっぱいすぎて、わけがわからなくなりました。という初診の患者さんが増えてきているように思います。
そこで、本当の矯正治療って、どんなもの?ということを、順番にアップしていこうと思います
まず、初診相談です
通常、最低30分は、相談の時間をとります。
相談の前に、問診表の記載を依頼されるはずです。家族の歯並びや、小さい頃の習癖、鼻咽喉疾患の有無、成長の具合、顎関節の自覚症状などからの情報は、診断、治療方針の決定に大きな情報を与えてくれるからです。
その後、診察となります。
咬合の状態、骨格のアンバランス、虫歯、歯周病の状態、習癖や鼻咽喉疾患の有無、顎関節の状態などを診察します。
問題点をリストアップし、ご本人やご家族に、どういう点が問題なのか、その原因などについて、チェアーサイドでご説明します。
イノウエ矯正歯科では、想定される治療方針や装置などについては、別のお部屋でゆっくりご説明するようにしています。
このときには、矯正治療がなぜ必要なのか、しなければ、どういうことが想定されるのか、治療中の注意事項などもご説明します。
小さいお子さんの場合には、子どもさんなりに理解していただけるよう、お子さんにも直接お話しています
その後、ご家庭でゆっくり相談いただいて、ご確認いただいてから、検査の申し込みをお願いしています。
おそらく、このスタイルが、矯正治療の常識だと思われます。
一番大切なのは、ドクターが診察で、問題点を見抜いているかどうかです。
そのあたり、注意深く聞き取るようにしましょう。
肝心な点に物足りなさを感じたら、安易に開始せずに、セカンドオピニオンを求めましょう。
矯正治療は、専門性の高い医療です。
誰が診察しても同じではありませんし、治療成績も同じではありませんので、開始前の見極めが重要です