Archive for 11月, 2008
クリスマスの飾りつけ
水曜日, 11月 26th, 2008心打たれるお話
月曜日, 11月 24th, 2008今日、たまにしか乗らないデリカに乗っている間に、テレビに(新しい車は、走行中はテレビが映らないが、デリカは走行中でもテレビが写る!こっれってよくないこと?)かなり古い昭和初期のVTRが放映されていました。
断片的だったのですが、雪深い三朝盆地の分校に、ある先生がご夫婦で子どもたちのためにやってきて、子どもたちに広い世界を見せてあげたい。本校に負けない子どもたちに育ててやりたい。という気持ちで、ご自分の実家を売り払って、そのお金で子どもたちのために車を買い、子どもたちや村人のために一生懸命生きた。そんな内容のVTRだったかと思います。
じーーんと心打たれました。
たまたま、最近、近い親族二人を続けて失ったこともあり、人生のはかなさに浸っていたので、より一層心に響きました。
一番大切なものは何か!を常に自分に問いつつ、毎日を暮らさねば。。。。
一番大切なのは命、そして心。小さくてもいい、みんなが小さな幸せに感謝しながら、それぞれを思いやりながら生きていければ、それが一番いい
”3丁目の夕日”だっけ、映画もテレビもほとんど見ない私だけど、珍しく、始めのはDVDで、続編は最近のテレビで見ました。
これも心打たれるお話でした。
お金よりも大切なものはいっぱいある。でも、お金でしか救えない命もある。お金で崩れる心もある。心だけが良すぎて、死に追い込まれる人もいる。お金が無ければ、助けたい人を助けられないこともある。
そういえば、飛行機で見た映画、沖縄を舞台とした貧しい兄と妹の話も泣けたよなぁ。。。
バランスが大切なんだよなぁ。。ってつくづく思います。
巨大資本に負けない経済力を保ちながら、心通う自分のプロフェショナルを展開する。
どの業界でも、その能力が問われるご時世が到来していることを感じます。
がんばるぞぉ!!!おぉ!!!(最期はいつも、体育会系!)
名医はどこに?
日曜日, 11月 23rd, 2008 昨日、親戚の葬儀で会ったおばが本当にうれしそうに、
”今度、足の手術をしてもらうことにしてん。名医2000人という本に載ってる先生やねん。よかったわぁ。。”
私は主人と二人で顔を見合わせて、”。。。。。。。”
こんなにうれしそうに話すおばに何も言えない。
でも、ここで私たちの心配をお話しておきたい。
名医は誰が選んだの?
人が人をそう簡単に審査できるものではない。
私が日本矯正学会の認定委員を5年間務めていたとき、つくづく感じた。
患者さんが選んだの?
確かに、患者さんの口コミは大切だけど、患者さんは素人だから、表面的な応対とか、雰囲気とか、そういうものに大きく左右されるかもしれない。
患者接遇のコンサルタント会社がついているところは、評価が高くなるだろう。
それが本当に名医?
一番こわいのは、後ろで、広告のお金が動いている場合もあるということだ。
ある医療ジャーナリストは、それが常識という。
実際のところ、私が歯科の分野で尊敬する開業医、私ならこの先生に、と思う先生は、そういう本には載っていない。
どうかおばの選んだ先生が本当の名医であることを願うばかりだ。
そして、そのような本に患者さんが翻弄されることのない社会になってほしいと思う。
若い皆さんへ
土曜日, 11月 22nd, 2008 昨日、文章を書くのを一手に引き受けているという私は文系令というお話をしましたが、その続き。
私は最近まで文章を書くのが得意とは思っていませんでした殮
高校生の時などは、文系の友達が、夏休みの読書感想文などで、表彰されているのを尻目に、私は、生まれながらに文系の才能ナシだから!ムリムリ!って、思ってました
中学生の時には、英作文のコンクールで賞を取ったことはあったけれど、英語のスピーチ大会では、”日本語といっしょでたどたどしい。”って担任の先生に言われて、二度と英語なんかしゃべらない。と思ってました
それが、いつのまにか、たいした文章ではないのですが、こうして、ブログを書くのが大好きになり、虫歯予防の本や、歯育て支援の本を出版できたのをはじめとして、いろいろな雑誌にエッセイを、いっぱい掲載していただけるようになりました
今もありがたいことに、宿題を抱えています
英語も、むちゃくちゃですが、そこそこは会話でき、英語しか話せない患者さんでも、治療をお引き受けできています
海外での英語での発表も、やはりむちゃくちゃですが、アドリブの方が好きです
若いみなさん! 学生のときの嫌な体験や、心無い先生からのお言葉なんか、あまり気にせず、どんどん自分の世界を広げてくださいね
自分の中に眠っているお宝を掘り出すのは、あなた自身です
体育会系文学部歯学矯正科?
木曜日, 11月 20th, 2008 第4回の青空塾が近づいてきました
www.aozora-nakanuki.com
私たち仲間歷人は、それぞれの得意分野を持っていて、塾長は私たちのことを青空シックスと呼んでいます。
私は仲間から、体育会系文学部歯学矯正科と言われています。
理由は、もう一人の元ラグビー部の先生と二人で、いつも走り回って、塾運営の困難と体力で戦っているということと(それはもう、いろいろとくじけそうになるときは、声の掛け合いなのです。)、案内文を作成したり、雑誌社へレポートを提出したり、司会をしたり、文系領域を一手に引き受けていることの2点からなのです。
理系なのに、文系が強いのは結構いいもんだ。って最近思うようになりました。そして、バスケット部とテニス部で鍛えた体力、気力、チームワーク力も役に立っています。
今、子どもたちへの教育内容が検討されているようですが、数学の難問が解けることよりも、私は、自分のそんな力に感謝しています。
患者さんから、”説明がわかりやすい。”って言われるのが、うれしいです(負け惜しみって言われるかな)
岩坪昤子先生のご講演
日曜日, 11月 16th, 2008 今日、大阪大学歯学部テニス部OGの集いに岩坪昤子先生をお招きし、ご講演いただきました。
岩坪昤子先生は、阪大歯学部の先輩で私たちの誇りです。
先生は、現在??歳でらっしゃるのですが、京都第一赤十字病院歯科で長くご勤務された後、9年前にご開業になり、今も患者さんの治療に忙しい毎日を送っておられます。
ご主人が登山家でいらっしゃるので、京都大学K12峰遠征隊などにも参加され、現地の人々の歯の検診などもされて、本も書いておられます。
その一部を今日ご紹介いただいたのですが、何歳になっても、若々しく、たくましく、患者さんの健康に尽くしておられる先生のお姿に感銘を受けました撚。
話しだすときりがないので、これぐらいにしますが、??歳の先生からたくさんの元気と勇気をいただきました。
岩坪先生、ありがとうございました。益々、お元気でご活躍ください。
子どもの矯正治療の3つのポイント
木曜日, 11月 13th, 2008 明日、東京から歯科の雑誌社の方がインタビューに来られます。
待合室用の雑誌に、子どもの矯正治療についての特集記事を企画されたそうです。
事前にいろんな質問が寄せられました。
答えを準備しなくては、、といろいろと考えていましたら、子どもの矯正治療に不可欠な3つのポイントが見えてきました。
適切な装置の選択・・・同じように見える症例でも、骨格の形態などで選択を変えます。より多くの選択肢の中から、その症例に合ったものを選び出すことができる能力が必要。
原因となっている悪習癖の除去・・・舌や口唇の癖が、不正咬合の原因の大きな部分を占めている場合も多いので、原因への対策が重要。
子どものやる気を引き出す・・・学校の勉強やピアノのおけいこ、テニスのレッスンと同じ。算数でも、先生が変わると好きになったりきらいになったり、、、すばらしいピアニストやテニスプレーヤーが、教え上手とは限らない。。。
とは、開業したころの私には、見えていなかった部分ですが、多くの子どもたちを診てきた今、とても重要であることを痛感しています。
”うちの子がダメだから。。。”って、お母さんが子どもさんを責めないでいいように、3つのポイントを押さえていくことが大切だと思っています。
標榜の自由
月曜日, 11月 3rd, 2008 前回のブログに海堂先生のことを書かせていただきましたが、私には、海堂先生のような文才はないので、ブログに書いちゃいます。
私が厚生労働省にお願いしたいことのひとつは、”標榜の自由ではなくて、患者さんがどの病院にいけばいいのか、わかりやすい方法にしてあげてください。”ということです。
標榜の自由とは、歯科医師国家試験にさえ通れば、口腔外科、矯正歯科、小児歯科、誰でも何でも自由に標榜できるということです。
医科でも同じです。開業したとたんに、”内科、小児科”と看板を掲げた先生に対し、”アイツ、子ども診たことあるんかぁ。。???”というのは、実際の会話です。
コンタクトレンズの先生が、内科だったということが問題になったこともありましたよね。
私は乳歯ぐらいしか抜いたことがないのに、届出さえすれば口腔外科の看板をあげることもできるのです。
矯正歯科の看板も、歯科医であれば、誰でも掲げることができるのです。
知らんかったぁ。。という人が、まだまだおられますよね。
患者さんが安心して治療を受けられるように、患者さんにわかりやすい制度に変えてほしいと思います。
海堂 尊先生のAI
月曜日, 11月 3rd, 2008 今では、ドラマ化もされている”チームバチスタの栄光”の著者である海堂尊先生の執筆の本来の目的は、AI(オートプシー・イメージング)を普及させることだそうです。
今年の日本矯正歯科学会でご講演を拝聴することができましたが、AIを普及に消極的な厚生労働省の政策への不満を話しておられました。
”普段はおとなしいのですが、正しいことが通らないと思うと、噛み付きたくなって、過激な発言をします。”と言っておられました。
真正面から正論を説いても国は動かない。ならば、小説で世論の方を動かそう。と書き始めたそうです。
実際、本を読んでみると、この部分が海堂先生の一番言いたいところなんだなぁ、、ご自分が訴えたいことを、登場人物に変わって言わせているんだよなぁ。。と、先生のお顔が目に浮かんできます。
海堂先生の本来の目的であるAIの普及のために、私たち一般人は、厚生労働省を動かさないといけないんですよね。
私も厚生労働省にいっぱい言いたいことがあるんだけど。。。海堂先生のお気持ち、とてもよくわかります
がんばってください。応援しています。