転宅の可能性のある患者さんの矯正治療の注意点
火曜日, 10月 14th, 2008 昨日、転宅の可能性のある患者さんのお話をしましたが、転宅の可能性のある方が矯正治療を開始されるときの注意点について、お話してきます。
患者さんが考えておられるほど、転医は簡単ではない。
矯正治療のガイドラインが整備されていないため、治療方針や装置などばらつきが大きいという特徴があります。
引き継ぐ先生がたいへんということは、患者さんご本人がたいへんになるということです。
できれば、開始した先生が責任をもって治療を終了するのがベストです。
第一期第二期と何年間も続く治療期間でも、多くても2人で終わるべきだと思っています。
動的治療中(装置をつけて積極的に歯を移動している期間)での転医が難しい。
装置をつけた瞬間に転医。というのが最悪です。初診相談時に、よく事情を説明して、作戦を練ってもらいましょう。
転宅を待って、次の場所で開始が良いかもしれません。
アメリカからの転医患者さんで、装置をつけただけなのに、高額な費用を支払ったまま、返金がなかった例がありました。
矯正治療は、装置をつけるのは簡単です。安心な咬合状態に仕上げて、撤去するのが難しいのです。
続きはまた!拏