治療レベルを落とさず、早く終了する!
火曜日, 8月 26th, 2008 8月16日に、治療期間のお話をして、続きはまた、と終わりながら、ずいぶん日にちが経過してしまいました。
治療を早く終わる方法に、ゴールのレベルを落とすというのがあるかもしれません 要するに、いい加減な成績でよければ、ざっと排列が終わり、素人さんの目から見て、並んだように見えた時点ではずせば、早く終われるのかもしれません。
でも、それでは、生涯安定した歯並びを保証することはできません。
私は、昨年まで日本矯正学会の認定審査委員をさせていただいてましたが、審査の一つとして、歯型とレントゲンから歯の排列状況をチェックするというのがあります。
歯のラインが揃っているかどうか?、
外側から見ても内側から見てもしっかり咬んでいるか?
奥歯の前後関係は正しいか?
力犬歯の関係は正しいか?
曆前歯の重なり具合は正しいか?
(上下の前歯の間に隙間が残っていると、
年齢を重ねるにつれさらに隙間は拡がってきてしまいます。)
歷上の歯列の中央と下の中央が合っているか?
轢レントゲンで、歯根が平行に並んでいるか?
(安定にも歯周病の抵抗性にも影響が出ます。)
などの審査項目があります。
すべてに満点を取るのは、カンナリ難しいのです
前にも、「芸能人ではないので、そこそこでいいんです。」とおっしゃる患者さんがおられるとお話しましたが、フツーの人こそ、生涯にわたる健康のためのきちんとした歯並びが大切です
治療のレベルを落とさず、できるだけ早く治療を終了する
私たち日本矯正歯科学会臨床指導医(旧専門医)の使命だと思っています。がんばるぞぉ
そうそう、それには患者さんの力も欠かせないのです。だから、いっしょに、がんばろう おー。 また、体育会系。。。