医療再生
久しぶりに重ーーい内容。朝日新聞のあしたを考えるというコーナーに、医療再生が取り上げられ、英国の改革の例が紹介されていた。一時期は医療崩壊に直面していた英国が、今再建を果たしているそうだ。
英政府は病院の質や患者満足度などを評価する第三者機関「保健医療委員会」を立ち上げたとのことである。英国のシステムの詳細はわからないが、広告の色合いが強く信頼性の低いインターネットからの情報やランキング本で、患者さんが翻弄されている日本でも、きちっとした評価が行われて欲しいと思う。アメリカ人で日本に住む友人が、”日本は優秀な医師をみつけるのが難しいシステムになっている。”と言っていた。ドイツで目の手術を受けた友人は、”ドイツだったから、優秀な医師にめぐり合うことが簡単にできた。日本だったら、たいへんだったと思う。”と言っていた。それぞれの国の医療体制には長所と短所があって、いちがいにどこがいいとは言えないだろうが、日本でも安心して医療が受けられる環境が、早く整備して欲しいと思う。
矯正治療の分野でも、いろいろと問題が山積している。専門医制度も3つの学会の争いが原因で、公にはスタートできない状況が長く続いている。そのために患者さんは、安心して治療してもらえる矯正歯科をみつけにくい状況になっているのが残念だ。早く解決して、正しい矯正治療を受けられる環境が整備されることを願うばかりだ。