矯正治療と心臓手術の共通点と相違点
一昨日のブログを書いてから、矯正治療と心臓手術のどこがいっしょでどこが違うんだろう。。。令と自分で言い出しながら気になっていました。心臓手術のことはよくわかりませんが、(“ブラックジャックはどこにいる“という心臓外科の南淵先生の本は読んだことがありますが。。。)心臓外科はメス一本で勝負!みたいな感じがしますが、矯正はなんとなく装置がいろいろとあるので、患者さんもドクターでさえも、装置をつけさえすれば、治るような気がする。という点が違うかも?と思いました。この装置こそ万能であるかのような講習会が開かれて、広告宣伝合戦のような感じになるのかもしれません。いつも言うように、装置はもちろん大切ですが、それはごく一部でしかありません。骨格の成長発育のコントロールのために、どの装置をどのタイミングで選択するのか、どの装置をどう使って、どう歯を移動すべきなのか。それを考えるドクターの診断力とそれを扱う技術力の方がずっと大きなウェイトを占めるのです。そういう意味では、心臓外科と同じだと思います。