イノウエ矯正歯科の改善(その3:顎関節のチェック)

いつも長話になってしまうので、今日はできるだけ手短に!
 イノウエ矯正歯科では、10年ほど前から、顎関節のチェックを行うようになりました。開業の頃は、あまり気にしていなかったのですが、舌癖などと同様にもう一つの大切な機能面でのチェックポイントだと気付いたのですeye.gif
 そこで、検査の際には、安静位といって顎が一番楽な位置での噛み合わせを記録して、患者さんがご自身でしっかり噛んだ時の噛み合わせとのずれをチェックします。また、アメリカのサンディ先生に習った診査方法で、顎の動きもチェックします。顎関節の断層撮影も行います。初めは顎の音を聞いてもよくわからなかった私ですが、最近では、問診(これまでの様子を患者さんからお伺いすること)と触診(顎の動きを指先で捉えること)で、顎関節の状況がほとんどわかるようになりましたscissors.gif。念のため、関節円板という軟組織の状況を診るために、MRIという大きな病院でないとできない検査をお願いすることもありますが、結果はほとんど”やっぱりね!”という感じですcoldsweats01.gif
 顎関節症は、噛み合わせの状態と、実際の関節の状態と、患者さんの自覚症状が、1対1の対応にならないという点で、ややこしい疾患です。あまり心配しすぎることはないのですが、小さい時からの不正咬合や癖が原因となって、自覚症状がなくても、問題が大きくなっていることもあるので、早めに気付いて問題を取り除いておくことが大切ですsign03.gif

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