プロフェッショナル
水曜日, 2月 6th, 20083日坊主だとしたら、ブログ連続は今日で終わりかもしれませんが。。昨晩、NHKのプロフェッショナルを見ました。3つ星シェフの自分の仕事への真摯な姿に感動しました。ふと、昨日の初診相談を思い出していました。ちゃんと返事のできる気持ちのいい2年生の男の子でした。出っ歯で強い下口唇癖があって、虫歯の乳歯がいっぱいあって、でも、虫歯が一本もない、歯並びのいいりっぱな青年に育つよう、いっしょにがんばろうね。って約束したことを。カリエスリスクを下げて、口腔周囲筋機能療法(MFT)をがんばって、取り外しのできる矯正装置をしっかり使ってもらおう。私たちはこの子が楽しく続けられるよう、雰囲気作りもがんばらなくちゃ。みんなでがんばって、素晴らしいゴールにたどり着く。それがホントの矯正治療。偉そうに言う私も、医局の2,3年目で一人前と思っていた時期がありました。アルバイトでも、ちゃんと治療しているつもりでいました。でも、そんなんじゃない。プロの矯正治療は、患者さんと協力しながら、原因となっている習癖を取り除き、虫歯や歯周病のコントロールをし、80歳、90歳まで大丈夫な口腔を作り上げていく、それが、プロの矯正だって。くしくも、その子のお母さんもお姉さんも、矯正治療を途中で断念したとのこと。それは本物の矯正じゃない。矯正ってそんなもの。って思わないで、最後の素晴らしいゴールまで、いっしょに楽しくがんばろう。その実現のために、私とスタッフ達は、3つ星シェフと同じように、プロとして最大の努力を重ねていくことを惜しまない。ちょっとかっこつけすぎ!?!?だって、テレビがそんな風だったんだもの!!