Archive for 10月, 2006
村内光一先生のお話
日曜日, 10月 8th, 2006昨日、尼崎でご開業の歯科医師、村内光一先生のご講演を聞きました。寝たきりや認知症の老人が、できるだけお口から食事を取れるように、できるだけ誤嚥性肺炎(食事中、誤って飲み込んだ時におこる肺炎、手術後などにも起こる。)を減らせるようにと、訪問診療をし、後輩や歯科衛生士に、摂食嚥下(えんげ)の指導をされています。ふと、「がんばらないけどあきらめない」の鎌田實先生を思い出しました。医療の本質を貫いておられる姿に感動しました。先日ご紹介したNarrative Based Medicineを実践されておられました。ただの知識やノウハウだけでなく、介護のたいへんさを理解しつつ、歯科の領域で、ご本人やご家族のためにできることを追求されておられる姿に敬服しました。
EBMとNBM
木曜日, 10月 5th, 2006EBM(Evidence Baced Medicine)とNBM(Narrative Based Medicine)って言葉を耳にされたことがあると思います。私も理解していたつもりでいましたが、先日、仙台の口腔成育シンポジウムで富山大学の斎藤清二先生とお話させていただく機会に恵まれ、先生のご著書「「健康によい」とはどういうことかーナラエビ医学講座ー」を拝読して、”痛快”という感じで理解することができました。今まで、私は一生懸命なつもりなのに、患者さんとぎくしゃくしてしまうこともあり、なぜだろうと悩んだこともあったのですが、この本を読んで、頭がすっかりクリアになりました。無意識だったことを意識できるようになったような感じがします。それも楽しく、面白く!!!医療従事者にはお勧めの1冊です。(もっと深く追求するなら「ナラティブ・ベイスド・メディスンの実践」も。)医療従事者でない方も、簡単ですので是非読んでみて下さい。医療に対する考え方が、少し変わるかもしれません。。。。良い医師をみつけるヒントが得られるかもしれません。。。。