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舌癖、口唇癖の治療とは?

Q1:ぼーっとしている時、テレビを見ている時、ちゃんと口唇を閉じていますか?
A:閉じていれば○

Q2:Q1と同じ時、あなたの舌はどこにありますか?
A:上あごについていれば○

Q3:口唇を使わなくても(下口唇を指で持ってみてください)、つばが飲み込めますか?
A:飲み込むことができれば○

 いつも無意識にしていることなので、そんなこと考えたこと無いという人がほとんどだと思います。でも、歯並びの悪い人のほとんどに、口唇や舌の動きの問題があります。なぜならば、歯並びという形態の問題と、口唇や舌の動きという機能の問題は密接に関係しているからです。形態が悪いから、機能がうまくいかない。機能が悪いから、益々形態を悪くしてしまう。という悪循環を引き起こしている場合が多いからです。

 イノウエ矯正歯科では、歯並びだけでなく、舌や口唇の動きをビデオ撮影して調べています。問題がある場合には、オリエンテーションに参加していただき、その重要性をご理解いただいた後、トレーニングを受けていただきます。

 舌や口唇の問題は、成長発育期の子供達の正しい成長を妨げます。また、本格的な複雑な装置での治療においては、正しい歯並びの確立が難しいうえ、たとえ、なんとか終了できたとしても、後の安定が悪くなってしまいます。さらに、顎関節症の原因の一つになるとも言われています。

 具体的な方法をここでお話するのは難しいのですが、7,8分のテープを聞きながら毎日練習していただき、約10か月で、正しい口唇と舌の動きをマスターしていただきます。

 正しい形態と同時に正しい機能も身に付けて、一生健康な歯で暮らしましょう。

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