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体験メッセージ

裕子ドクターが43歳の時に、装置をつけた時の体験記
“裕子Dr.の歯にゴールドのブラケット!”

1999年7月4日

去る6月29日(火曜日)、裕子Dr.の歯に金色に輝くブラケットが付きました。イノウエ矯正歯科で矯正治療を経験したスタッフは、住友、小川、井上博之、山下、三原、井上裕子の6人になりました。益々、患者さんと気持ちを共有できるイノウエ矯正歯科になりそうです。
そこでQuestion? 皆さんからいつも聞かれる質問です。

1. どうして矯正治療を始めたのですか?

答えは3つあります。

その1:私は小学校5年生の時に矯正治療を受けました。出っ歯でがたがただった歯を矯正治療して下さった先生と治療に連れていってくれた両親に感謝していましたが、治療のレベルは今と比べかなり低かったので、現在の状態に満足はしていませんでした。それで、いつかもう一度治療しようかな。。。と思っていたのです。

その2:最近、イノウエ矯正歯科では、お父さんお母さんの患者さんが増えてきました。がんばっておられる30代、40代、50代の方を見ていて、”私もがんばってみたいな。装置をつけた皆さんはどんな毎日を送っておられるのか知りたいな。”と思っていました。

その3:これが引き金になりました。装置を歯につける方法の改良案を検討していた時、2つの新しい方法を試してみたくなりました。どうやって試すか?じゃあ、私の歯につければいい!と思いつき、早速、上の歯と下の歯にそれぞれ異なる方法でやってみました。上は成功、下は失敗。だから、これからは私の上の歯に使った方法を採用することになりましたのでご安心を!

2. どうして金色のブラケットなのですか?

“金の入れ歯!””金のしゃちほこみたい!”と悪口言ってくれる患者さんもいれば、”かっこいい!””ゴージャス!”と言ってくれる患者さんもおられます。アリガトウ!!!
どうして金色にしたかというと、いつも患者さんに”堂々と自信を持って矯正治療をしてくださいね。どうせやるなら楽しくやりましょう!”と言い続けてきましたので、”じゃ。私も!”と思い切り派手なのを選びました。アメリカでは、最近話題のゴールドですが、大阪では私だけかもしれない。。。。ゴールドご希望の方言って下さいね!

3. 矯正装置をつけた感想は?

その1:まず、患者の皆さんを尊敬しました。矯正治療の経験はあったので、痛かったこと歯を抜くのがいやだったことなど、結構、患者さんの気持ちは理解できているつもりでしたが、昔の治療はもっと簡単だったので、ブラケットを全体に付けて初めて食事をしたときのごはんのまずさにびっくり。みんなえらいなあ。と思いました。

その2:周りの人達の反応を体験するのも初めて。親しい友達や英会話の先生はすぐに驚きと賛辞を素直に表現してくれるけど、ちょっとぐらいのおつきあいの人は、何も言わないのですね。まるで、気の毒だから装置の話題に触れてはいけないと思っているかのようでした。だから、自分から”見て見て!あのね!かっこいいでしょ!”って言ってみたら、みんな急にもりあがってくれました。みんなも自分からアピールしちゃったら、自分の気持ちも吹っ切れて、いいかもしれないですよ。

その3:いつもの治療の中で改善できる点を発見できそうです。スタッフや博之Dr.に治療してもらう時、こうされると痛いとか気持ち悪いとか体験できました。こういう具合にすると、もっと患者さんは楽なんじゃない?と気が付くことができ、スタッフにも伝えています。これから、約1年間いろいろ発見ができそうで楽しみにしています。

その4:先輩の皆さん!アドバイスをしてください。快適にすごすためのアイデアがあったら、どんどん教えて下さい。どんな簡単なことでもOK!。きっと今から始める患者さんの役に立つと思います。

たとえば、私が今、皆さんにアドバイスできること

1. リリーフワックスはあまり小さくしないで、長いまま(半分の長さぐらい)つけたほうが、つけやすいし、2回3回と使えて経済的のような気がします。そう思いませんか?

2. ヘッドギヤーを初めてつけて寝る日は、日中、思い切り遊んだり、走り回ったりして、どっと疲れておくのがいいでしょう。大人の方は、その状態にちょっとお酒が入れば大丈夫。きっと眠れます。私も大丈夫でした。

3.矯正治療後2,3日のおすすめメニュー:矯正治療後ポテトサラダ
いつものポテトサラダのキュウリとりんごのかわりに、バナナ、キウイ、ミカンの缶詰など、柔らかいものを入れてあげて下さい。少しヨーグルトとお砂糖を足したら、子供さんの大好きメニューになると思います。キュウリとりんごは、治療後2,3日の歯が痛い期間は、ちょっときついものがあります。

正直言って、ブラケットがついた瞬間、無理して再治療することもなかったのに。と一瞬後悔しました。が、今は患者さんと思いを共有できるようになったことが、矯正医である私にとって大きなプラスになってよかったと思っています。皆さんがこんなにがんばってくれているのだから、今までよりも増して、より良い治療結果で、より早く矯正治療を終了できるよう努力しなければ、と思いをあらたにしています。